■内容
「赤毛のアン」の英語セミナーは、これまでにのべ300名以上の方々にご参加頂き、ご好評につき2006年春、第9期が開催されます。
『赤毛のアン』の原書"ANNE OF GREEN GABLES"の文章を、講師の松本侑子さんが、一文ずつ音読しながら、文法を解説して訳していきます。
毎回、セミナーの1週間前に、150〜200語の単語・熟語帳をメールでお送りします。全3回で450語〜600語におよぶ単語を自分でひく手間がなく、ご自宅でじっくりと予習、復習ができます。
物語のあらすじ……カナダのプリンスエドワード島に、老いた独身兄妹のマシューとマリラが暮らしていました。2人は農作業の手伝いのために、孤児院に男の子を頼んだところ、間違って赤毛の女の子がやって来ます。その女の子アン・シャーリーは、マシューとマリラに引き取られることになり、美しい自然のなかで、独特の魅力をもった賢く優しい少女へ育っていきます。その心温まる5年間をユーモラスに、また清冽な英文で描いた、笑いと涙たっぷりの感動の名作です。
2006年春の講座では、アンとマリラの愛情の芽ばえを温かく描いた3つの章を読みながら、英語の文法、熟語、長文の読み方を丁寧にご説明します。
ミニトークでは、『赤毛のアン』の理解を深めるために、作中でアンが語る英米文学の意味、また19世紀カナダの暮らしについて、くわしく解説いたします。
どうぞご参加ください!
全体テーマ:アンとマリラの愛情物語
たくさんのご参加、ありがとうございました。
■対象
楽しみながら英語のペイパーバックを読みたい人、『赤毛のアン』が好きで原文で味わいたい人、アンの世界の背景をくわしく知りたい人、英文を読む力をつけたい人、翻訳に興味がある人など、どなたでも歓迎いたします。
講師が、受講される方を指名して質問することはありませんので、英語に自信がない方でも、安心して参加できます。また授業中には、随時、ご質問を受けつけていますので、わからない点は、ご自由にご質問ください。
これまでのセミナーでは、10代から50代、60代の方まで、幅広い年齢の方々が、参加されています。女性だけでなく、毎回、男性の参加者も3名〜5名いらっしゃいます。
セミナーごとに完結の講座ですので、これまで受けられなかった方も、まったく問題なく参加できます。初めてのご参加を大歓迎します!
これまでのセミナー

英語セミナーにご参加のみなさんと、2005年秋の講座にて
『赤毛のアン』の英語セミナー1 2002年夏
『赤毛のアン』の英語セミナー2 2002年秋
『赤毛のアン』の英語セミナー3 2003年春
『赤毛のアン』の英語セミナー4 2003年秋
『赤毛のアン』の英語セミナー5 2004年春
『赤毛のアン』の英語セミナー6 2004年秋
『赤毛のアン』の英語セミナー7 2005年春
『赤毛のアン』の英語セミナー8 2005年秋
■日時
第1回: 2006年3月11日(土) 13:30〜15:30
第2回: 2006年3月18日(土) 13:30〜15:30
第3回: 2006年3月25日(土) 13:30〜15:30
■プログラム
第1回 2006年3月11日(土)〜第3章「マリラ・カスバートの驚き」
マリラは、孤児院から来る男の子を待っていたところ、マシューが、赤毛の少女を連れて帰ります。出迎えたマリラは驚き、困惑します。一方のアンも、やっと自分の家ができるのだと喜びに胸をふくらませてやってきたものの、自分はこの望まれていなかったと知って、「絶望のどん底」に突き落とされ、泣きじゃくります。マシューは、そんなアンの姿に胸を痛めながら、なんとかしてこの子を引き取りたいとマリラに一生懸命に語りかけるのです。この章では、三人の心理描写、さらに、これまでは孤独に暮らしてきたマリラの心が、生き生きとした表情を見せるアンと接するうちに、少しずつ温かく溶けていく兆しを描いた描写も、丁寧に読んでいきます。
ミニトーク
『赤毛のアン』に出てくる土地のアヴォンリー、ホープタウン、ブライトリヴァーなどモンゴメリが造った架空の地名について、そして人名にこめられた意味について解説します。
第2回 2006年3月18日(土)〜第5章「アンの生い立ち」
孤児院に連れ戻されることになったアンは、マリラに生い立ちを語ります。生まれてすぐに両親を失い、家事と子守りのために子だくさんの家に預けられてきたアンの孤独な子ども時代を知ったマリラは胸がつまり、心を揺さぶられます。マリラが感じたアンへの憐憫こそが、愛情の始まりです。アンの生い立ちとマリラの心理の変化を、じっくりと読んでいきます。
ミニトーク
アンはマリラにむかって、学校へはあまり行っていないけれど、いろいろな詩を暗唱できると語ります。実は、それらは有名なスコットランド文学の数々です。その内容と作者について、ご説明します。
またマリラはスコットランド系移民の二世であり、アンも生まれ故郷はノヴァスコシア州(新しいスコットランドという意味の実在する州)です。グリーン・ゲイブルズ一家とスコットランドとのつながりについても、解説します。
第3回 2006年3月25日(土)〜第6章「マリラの決心」
50代のマリラは、アンを引き取って育てようと、ついに人生の大決断をします。グリーン・ゲイブルズで暮らせると知ったアンの感激、そしてマシューの喜び、幸せの予兆が温かく広がっていく文章を楽しく読んでいきます。
ミニトーク
この章に描かれる乳搾り、バター製造、さらに『赤毛のアン』に描かれるそのほかの牛乳加工と保存について解説します。
開場 13:00
開始 13:30 (約110分の講義・講演と約10分のQ&A、ティータイム)
終了 15:30
紅茶とお菓子がつきます。
■単語帳の販売
受講者の皆さまのご要望におこたえして、これまでの講座で読んだ章の単語・熟語帳を販売することになりました。
今まで参加されなかった方も、ご自宅で、『赤毛のアン』の原書を第1章から読み進めることができます。
各章とも1章あたり150〜200語の単語・熟語にくわえて、若干の文法解説、プリンスエドワード島撮影のカラー写真も掲載します。
販売する章と価格(税込み)は、以下です。
第1章「レイチェル・リンド夫人の驚き」 |
500円 |
第2章「マシュー・カスバートの驚き」 |
500円 |
第3章「マリラ・カスバートの驚き」 |
3/11の受講料に含まれます |
第5章「アンの生い立ち」 |
3/18の受講料に含まれます |
第6章「マリラの決心」 |
3/25の受講料に含まれます |
第7章「アンのお祈り」 |
500円 |
第8章「アンの教育始まる」 |
500円 |
第9章「レイチェル・リンド夫人、呆れかえる」 |
500円 |
第10章「アンのお詫び」 |
500円 |
セミナー会場での限定販売です。ぜひ会場でご覧ください。
(第11章〜第20章の単語帳は、2006年秋の講座で 販売の予定です)
■講師
松本侑子(まつもとゆうこ)作家・翻訳家・日本ペンクラブ広報室長
1963年生まれ、筑波大学社会学類卒。テレビ朝日勤務をへて、『巨食症の明けない夜明け』(集英社文庫)ですばる文学賞受賞、ベストセラーとなり執筆生活に入る。英米文学からの引用注釈つき全文訳『赤毛のアン』『アンの青春』(集英社文庫)で脚光をあびる。著書に『赤毛のアンに隠されたシェイクスピア』(集英社)、「ローマの休日」のイタリア、「フランダースの犬」のベルギー、「カルメン」のスペインなど、名作の舞台を訪ねる旅のエッセイ集『ヨーロッパ物語紀行』(幻冬舎)、最新刊は恋愛小説『海と川の恋文』(角川書店)。イー・ウーマンユニバーシテイで『赤毛のアン』の英語セミナーを、2006年春、3月に開催!
松本侑子ホームページ
赤毛のアンの英語セミナー
『赤毛のアン』の原文
■受講料(税込み)
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リーダー |
メンバー・ゲスト |
110分の講義+10分のQ&A+ティータイム (2時間) |
3回受講 18,000円 1回あたり 6,000円 |
22,000円 |
2回受講 15,000円 1回あたり 7,500円 |
18,000円 |
1回のみ 10,000円 |
12,000円 |
全3回の講座のコースですが、各回の講座は1回完結となっています。1講座単位でのお申し込みも可能ですが、コースでお申し込みになると、1講座あたりの受講料がお得になります。
※本文に出てくる単語・熟語を調べ、一日分のセミナーだけで150語以上の単語・熟語帳を、予習用に事前にお送りします。「単語・熟語帳」の教材費も含まれています。
たくさんのご参加、ありがとうございました。
■注意事項(お申込み前にご一読ください)
- 講習期日が、講師あるいはイー・ウーマンの事情により変更される可能性があります。変更の場合は事前に参加者にメールでご連絡いたします。
- いったん申し込みいただき、受講料を入金いただきますと、それ以降の申し込みのキャンセル・返金には応じられません。
■テキストについて
必須テキスト |
参考テキスト |
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パフィン・ブックスのペイパーバック
Puffin Books "Anne of Green Gables" By L.M. Montgomery / Published
by the Penguin Group
(ISBN:0140324623)
*必須テキストは必ずお持ちください。事前にご用意いただくか、当日会場でお求め下さい。
当日会場でお求めの場合、価格1,000円(税込)となります。ほかのペイパーバックをお持ちの方は、そちらをご持参ください。 |
『赤毛のアン』(集英社文庫・松本侑子訳)
ISBN:4087472019 税込み840円
*当日セミナー会場でもお求めいただけます。 |
■会場
ewoman セミナールーム(東京・表参道)
地図
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