■内容
『赤毛のアン』のペイパーバックを使って、アンの世界を、英語で読む面白さが実感できる講座です。美しく心温まる場面や楽しいアンの台詞を原文で読み、訳していきます。楽しみながら文法と語彙を身につけることができます。
『赤毛のアン』の物語の読みどころを、10年以上『アンシリーズ』の翻訳と研究を手がけている松本侑子さんが、英語を一文ずつ音読し、文法を解説しながら、訳していきます。
単語の意味は、松本さんがすべて資料を用意して配布しますので、辞書を引く手間や苦労なく、楽しく学ぶことができます。
第1期、第2期でも、人気の講座でした。各回完結の講座ですので、前回受けられなかった方もまったく問題なく受講いただけます。
■テーマ 「アン、リンド夫人、マリラ……3人の女たちの温かい友情」
アンが魅力的な少女に育った理由は、マリラの躾、マシューの優しさのほかに、良き隣人であり12人の子どもを生み育てたリンド夫人の知恵のおかげもあります。
「『赤毛のアン』の英語セミナー3」では、3人の女たちの心の交流を読んでいきます。
■講師
松本侑子(作家・翻訳家)
■対象
基礎的な英語力(高校程度)があれば、どなたでも参加できます。楽しみながら英語のペイパーバックを読みたい人・『赤毛のアン』が好きで原文で味わいたい人・英文を読む力をつけたい人・翻訳家になりたい人
■日時 (全3回コース)
第1回:2003年3月1日(土)13:30〜15:30
第2回:2003年3月15日(土)13:30〜15:30
第3回:2003年3月29日(土)13:30〜15:30
■プログラム
- 第1回(3/1)第1章「レイチェル・リンド夫人の驚き」より
- ずっと独身できた初老の兄妹マシューとマリラが、孤児をひきとると聞いて、リンド夫人が仰天する場面を読みます。
モンゴメリは、第1章では主人公のアンを登場させず、その代わりに、周囲の人々の性格を、たくみに描きわけながら、読者に紹介しています。そのすばらしい英文を読解していきます。
- 第2回(3/15)第9章「レイチェル・リンド夫人、呆れかえる」より
- 初めてアンを見に来たリンド夫人は、「赤毛でみっともない子だ」と、思った通りをずけずけ口にして、アンがカンカンに怒り、怒鳴り、癇癪を起こします。その激しくもユーモラスな場面を読みます。
また、マリラが、アンをけなしたリンド夫人にむかって言い返し、ついついアンの味方をしてアンに身内意識をいだいていく微妙な心理、そして、アンとリンド夫人を仲直りさせようと骨をおるマシューのじたばたぶりも、楽しく読んでいきます。
- 第3回(3/29)第10章「アンのお詫び」より
- アンはリンド夫人に癇癪をおこしたことをあやまりに行きます。アンの大げさで仰々しいお詫びの英語の言葉を、楽しく読みましょう。また、マリラが、生まれて初めてアンへの母性愛にめざめていく甘く温かみのある文章と会話も、しっとりと読んでいきます。
■受講料(税込み)
3回分をまとめてお申し込みの場合
リーダー:18,000円、メンバー:24,000円
1回単位でお申し込みの場合(1回あたりの受講料)
リーダー:10,000円、メンバー:12,000円
全3回の講座のコースですが、各回の講座は1回完結となっています。1講座単位でのお申し込みも可能ですが、コースでお申し込みになると、1講座あたりの受講料がお得になります。
■テキストについて
必須テキスト |
参考テキスト |
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パフィン・ブックスのペイパーバック
Puffin Books "Anne of Green Gables" By L.M. Montgomery / Published by the Penguin
Group
(ISBN:0140324623 )
*必須テキストは必ずお持ちください。事前にご用意いただくか、当日会場でお求め下さい。 |
『赤毛のアン』(集英社文庫・松本侑子訳)
ISBN:4087472019 税込み840円
*当日セミナー会場でもお求めいただけます。 |
■会場
ewoman セミナールーム(東京・表参道)
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