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ここ何十年か振り返ると、今のクルマの色って全然違いますよね。カラーに対する考え方が変わってきたのです。
1960年代から70年代のはじめ、モータリゼーションがバーッと進んで、クルマが急速に増えていったころのクルマの色というのは、オレンジだとかグリーンだとか、結構カラフルでした。
それが80年代後半になると、白色が爆発的にヒットして、日本車ではもう8割ぐらいが白でした。白い車体に赤の内装など。いわゆるバブルの時代で、ハイソ・カーというのが流行りました。日産で言えば、「シーマ」のころ。
世の中の経済とか社会動向に伴って、クルマの色も随分変遷しているんですよ。ここ5年ぐらいは、世界中でシルバーの数が急激に伸びていて、日本の場合は、シルバー、白、黒系でおよそ80%を占めています。
そういうふうに、時代とともに変わる大きな傾向というものがあります。
(日産自動車・デザイン本部カラーデザイン部部長 牧野克己氏 談)
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