ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第91回 Carol Bellamyさん

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ワールド・ラーニング代表兼CEO、前ユニセフ事務局長
Carol Bellamyさん
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非営利団体も、政治も、企業も、経験しました
- 佐々木
ベラミーさんの経歴を拝見しましたが、とても興味を持ちました。というのは、大学卒業後、すぐに平和部隊のボランティア。そして、議員になられ、そのあとは、大手企業の経営者。その後、ユニセフです。
ノンプロフィットと、政府と、経済界とを横断するキャリアづくりというのは、魅力的です。でも、日本ではまだ珍しく、うらやましいようにも思います。どんな体験をされましたか? 大学卒業後はまずすぐに、平和部隊に入ろうと決意されたわけですよね?
- ベラミー
そうです。
- 佐々木
日本では、大学を卒業したら、まずは企業に入ろうと、みんな一生懸命になっているのですが、いきなりボランティアとは。
- ベラミー
まあ40年以上前のことですからね。私が大学を卒業した1960年代の始めは、米国の経済状態も悪くて、就職先もあまりなかったんですよ。それでも周囲にとっては驚きの選択だったと思います。
その平和部隊を辞めて、大学に戻って法律を学んだのは、法律の知識と資格を公的分野で活かしたいと考えたからです。
ただ思ったように行かないのが人生なんですね。法学部に入った私が一番得意だったのは、なんと商法と企業関係の法律だったのです。自分が好きな分野が見つかったということで、私はビジネス界に、つまり企業に入ろうと決めたわけです。
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