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Clay Chandlerさん
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経営コンサルティング会社を、断ってしまって
- チャンドラー
でも僕は本当は、マネージメント・コンサルティングに行くはずだったんだけれどね、大学出て。やっぱり、大企業がやってきて面接するじゃないですか。で、僕はあるマネージメント・コンサルティングの会社に受かって、ロサンゼルスのオフィスに行くはずだったんですけれど、最後の最後の段階で、こういう仕事向いてないな、と。
- 佐々木
全然、想像できないもん(笑)。
- チャンドラー
数字だめだし、スーツ着るの嫌いだし、そんなビジネスに興味持っているのかな、と自問自答して。ロサンゼルスに住んでいて、毎日通勤してね。僕はまだ若かったんですよね。
社会人になりたくないっていうのがあったのかもしれないけれど、とにかく、僕はその会社のリクルーティングの担当が、「今、返事出してくれないとダメなんですよ、最後の最後の段階ですから」と言ったんだけど、何か自分が別人みたいに自分の声を聞いて、「お断りします、って担当者に言ってしまえば、いいんじゃない?」って。それで、「はやり、結構です」って電話で言ったんですね。
そう言ってしまった後、もう本当に吐くか、と思ってね……。まるで病気みたいになって、もしかしたら僕はもうこれで自分の人生、ダメにしちゃったんじゃないか、と。家族にすごく期待されていたしね。滑り止め、何もなかったのですよ。それなのに、その電話の瞬間、向いてないな、ということで断っちゃったんですよ。
- 佐々木
それで、どうしたの?
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