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石橋 慎二さん
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子どもたちの「個」を育てる
- 佐々木
石橋さんの運営されるクーバー・コーチングを拝見すると、子どもを育てるプログラムと、コーチを育てるというのがありますね。
- 石橋
メインの軸は、子ども達です。子ども達の「個」を育てる。僕らの大きな特徴として、チーム活動は一切しないんです。
- 佐々木
チーム活動をしないというのは?
- 石橋
例えば、同じようにサッカースクールをJリーグの下部組織等でも持っているんですよ。で、最終的には、そこからジュニアユースに行って、ユース、トップ、要はトップチームにいい子を育てる、育成するためというものに結果的に主眼をおかれるものなんですけれども、僕らは一切それをやらない。
いろんなチーム、それこそ、もうJリーグのチームにいる子から、生まれて初めてボールを蹴る子までが、一緒に週に1回か2回、僕らのスクールに来て、個人の技術を磨く。で、土日は自分のチームで活躍して、というやり方を全世界でやっているんですよ。
- 佐々木
平日に練習するんですか?
- 石橋
月〜金です。その中で来られる曜日を決めてもらい、週1回か2回来てもらいます。カリキュラムが、幼稚園生の年中さんから中学3年生までなんですね。ですから、年中さん達は3時ぐらいに来て、小学校高学年の子は6〜7時ぐらいまでですね。
- 佐々木
面白い。各地域に野球でいうリトルリーグみたいに、サッカーチームがありますけれども、土日は、そういったチームでの練習に行ってくださいっていうことなんですか?
- 石橋
はい、行っていただいて。見方を変えれば、サッカーの塾ですよね。それと、どうしても学校のクラブだとか町の少年団だとかっていうと、いつも同じメンバーと練習しているわけじゃないですか。それが、うちのスクールに来ると、もう、いろんなチーム、いろんな学校の子が来て、またそれはそれで、サッカー以外のコミュニケーションスキルだとかいったものを学ぶ機会も提供したいなっていう風に。
- 佐々木
そうか。それに、土日のチームは、大体、お父さんがコーチになっていますけれども、月〜金はもう、プロが教えてくれるという意味で、安心できるプログラムだということなんですよね? 今、生徒さん、何人ぐらいいるんですか?
- 石橋
1万3,000人をちょっと超えたぐらいです。全国54カ所でやっていまして、来年の4月までにさらに10カ所ぐらいスクールを開校する予定です。
- 佐々木
女の子もいますか?
- 石橋
はい、いますよ。高学年になると、「女の子クラスを作ってください」っていうのが最近増えてきましたね。
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