ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第66回 板倉 啓子さん

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薬膳研究家 板倉料理学院院長 メンター・フーズ(有)代表取締役
板倉 啓子さん
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子どもの頃、覚えた「食」が、身についているんです
- 佐々木
子どもの頃の食生活は、本当に大事ですよね。
- 板倉
私がこの道に入ったのは、もう一つ、背景があるんですよ。母はよく扁桃腺で40度の熱を出して寝込んでたんですね。3人姉妹の一番上で、父も仕事で家にいませんので、幼稚園児の5歳くらいから、料理をしてたんです。
- 佐々木
5歳! お父さんは何のお仕事を?
- 板倉
通信社の記者です。それで、転勤で熊本にいるときに私が生まれたの。母が寝床から、「米はこうやってといでとか、お野菜はこれくらいの長さに切ってとか」もう、見よう見まねで作りました。嫌じゃなかったですね。ままごとの延長みたいで楽しかったんだと思います。
- 佐々木
そんなにすばらしくないですが、うちも6歳と11歳の子ども2人とも、すごく料理好きです。男の子も。よく一緒につくるんです。
- 板倉
それはすばらしい!
- 佐々木
「食育」って、どうも小さな子どもの食事ばっかり意識が向いていましたが、今の20代、30代の働き盛り、私たちも、食で自分を育てよう、ということですね。
- 板倉
そうです。「育自(いくじ)」ですね。好きなことって楽しいし、ストレスになりませんもの。義務感で作らねば、ねばならない、があると楽しくないですね。料理は創造の創るで自由でホントに楽しいので。
- 佐々木
私は、高齢化社会は、長く続かないと思っているんです。今の20代、30代の食の悪さを見ると寿命が短くなる気がするんです。
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