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関根千佳さん
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小説でユビキタス社会にアプローチ
- 関根
これは8月に正式に、地湧社っていう、スローライフや精神文化を専門とする出版社から出るんです。理系の先生方はいろんな研究をしていらっしゃる。
文系側のアプローチとして、私には何ができるんだろうと思ったんですよ。最先端の科学技術も、小説の形をとればわかりやすく伝えることができるのではないかと考えました。国民の8割が不安だと思っているユビキタスに対して、そうではないんだよ、もっとあなたがたを幸せにすることも出来るんだって伝えたかったのです。
私たちが望む未来というものを提示すれば、もしかしたら理系の先生方もそれに合わせて物を作ってくれるのかもしれない。文系の側も、「こんな未来が欲しい」って言わなきゃいけないんです。言わないから、わかんないんですよ。
技術だけがどんどん走っていって、普通の人には「なんなの、これ?」っていうようなものができあがるのは避けたいですよね。自分や社会にとって必要なものを、作ってほしいと思いませんか? そこをやっぱり文系と理系で話し合わなかったら、どっちもハッピーなユビキタス社会は来ないと思うんですね。
19/21
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