ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第142回 吉岡徹治さん

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(株)プライム・ヒル代表、ジュニアゴルフマジック監督、代々木高等学校ゴルフ部監督
吉岡徹治さん
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ゴルフを高校卒業の単位として認めて
- 佐々木
今回、代々木高校のゴルフ部の監督になられたわけですが、今日も、これから部活動ですか?
- 吉岡
ゴルフの授業ですね。
- 佐々木
3年間で75単位のうち27単位、という説明をサイトで見たんですけど、ゴルフを学習して、高校の単位がもらえるわけですね。何人ぐらいの生徒さんがいますか?
- 吉岡
今年、今の時点で3人入ってくれているんです。そもそもアメリカの試合を観に行ったとき、日本の教育のシステムでは、スポーツは学校の課外活動として、クラブ活動ですね、部活動。授業後の空いた時間を利用して、学校の施設を利用してやりましょう、と。これがもう数十年続いてきているんですけれども、世界を見に行くと、学校教育は授業、勉強を教えるところで、スポーツは、社会単位、クラブチームとか、スクールとか、そういったところが担っているわけですね。
ですから、海外の選手は皆アカデミーに所属し、もちろん学校に行っている子もいますけど、トップのクラスの選手は皆オンラインの学校、ホームスクールなどで、ゴルフを単位として認めてもらって、そのスポーツに取り組んでいるんです。
日本の場合はすごく特殊な状況で、特にゴルフっていうのは、なかなか学校の単位として学校の先生がやれるようなところがなくて。そういったところをずっと見聞きしているうちに、日本でもそういった育成システムを作りたいっていう思いがあったんです。
ですから、自分で作ったインターネットゴルフアカデミーに通信制の高校のオンラインシステムを組み入れてもらって、僕らのやっているゴルフを高校卒業の単位として認めてもらうような仕組みを作ってきたんですね。そこで代々木高校の一色校長先生にご協力をいただいて、ようやくシステムができて、2010年春立ち上げた。杉並を辞めてから3年がかりでアスリートコースを立ち上げたんです。
これでゴルフが、全日制の課外活動から大きく変化した。だから、今やっているシステムは、画期的でもあるだろうし、将来すごく夢や希望のあるプロジェクトなんです。
- 佐々木
高校生が、プロを目指して学んでいくゴルフをきちんと単位として認めてもらいながら、学業にも専念できる。
- 吉岡
好きなゴルフをやりながら、もちろん必要な英語の勉強とかもする。自分のサイトには頻繁に英語のサイトを貼っているんです。
- 佐々木
私が経営する、ユニカルインターナショナルという会社は、世界70言語の通訳・翻訳をしていますから、何かお役にたてるかもしれませんね。
- 吉岡
僕も教わりたくて。ときどき、「これ、翻訳どうするのかな?」とか思うところを、ちょっとご相談も(笑)。一生懸命、マスターズのビデオを何度も見て、自分の拙い英語で訳し、それをサイトに貼って。僕も実は勉強したいこともあり、子どもと一緒に勉強したいな、と。
20/27
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