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トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
池澤智さん
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ちょっと占い師に似ているところがあって
- 池澤
「この間」という言葉は出さないで、パッと話したら、この間の話の続きだなと思ってもらうとか、はやっていますね。私は今は持っていないですけれども、うちの子たちのユニフォームのパンツにはこんなに大きなポケットが付いているようになっていたりするんですよ。それはメモ帳とかが入るようになっていたりして、お客様がパッとおっしゃった内容は、お水を飲んでいらっしゃるときなどに、メモに書いて、必ず忘れないようにしています。1日に8人ぐらいやりますから。
- 佐々木
忘れちゃいますよね、誰と何を会話したかは。それはカルテというか、裏カルテみたいなものなんですね。あの人は何日がコンサートだと言っていたとか、何が食べたくないと言っていたとか、この運動がどうしたって言って、自分はこう答えたとか、あれが知りたいと言っていたとかを書いて、きちっとレビューしておくってことなんですね。
- 池澤
ある意味でちょっと占い師に似ているところがあって、例えば、チーズが好きだとかって話をしているじゃないですか。好きなものを話していたりすると。そうすると嫌いなものって分かるようになってきます。この人はこういう生活なんだなとか、大体人間って3つのパターンにしか分けられないんですよ。
- 佐々木
それはどういう3つですか?
- 池澤
食べ物においてですけど。女性だと乳製品が好きな人って、絶対にパスタとか食べる。そういう組み合わせがあるんですよね。でもこの人たちはそこまで甘いものは食べなかったりするわけなんですよ、炭水化物党の人たちは。お肉とかが好きな人は甘いものが好きだったり。で、たまたまお客さまに話すときに、「たぶんそんなに甘いものはお召し上がりにならないと思うんですけど」って言うと、「何で分かったの?」って思う瞬間って分かるじゃないですか、「当たったな」って思ったら、どんどん私のことを信じてくれる。
何百人も見ていると、カテゴリーができてくるので、そこに当てはめているだけなんですけど、そこが占い師と似ているところがあって。私、占いが好きというわけではないですけど、結構占いに行って、この人は私のことを何てしゃべるのかなって思って。
- 佐々木
占って欲しいのではなくて、占いをどうするのかのスキルを盗みに行く。
- 池澤
話しているのを聞くと、たぶんこういうことを言うんじゃないかなとかというのが、メチャクチャ勉強になります。大体悩みがあって行くじゃないですか。「ちょっと今大変な時期ですね」みたいなことを言ったら、半分ぐらいは当たるじゃないですか。
- 佐々木
「苦しいのよね、でも頑張ってるのよね」「分かるのよ、あなたは頑張り屋さんだから」みたいな。
- 池澤
そうそう。決まってるんですよ。
- 佐々木
池澤さんご自身の食生活とか、ジム生活は長いわけですよね?
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