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トータル・ワークアウトゼネラルマネージャー&パーソナル・トレーナー
池澤智さん
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彼がソバ屋だったら、私はソバ屋になっていたかもしれない
- 佐々木
それはケビンさんの人柄もあるんでしょうね。
- 池澤
そうですね。彼がソバ屋だったら、私はソバ屋になっていたかもしれないですけど、分からない部分だったりとかを、ちゃんと解説しないと先に進めないということを、初めて楽しく教えてくださった人だし、「自分の器をここまでしかできないっていつも思っている日本人って多いんだよね」って言われて、「そうじゃなくて、やれるところまで、やれるべきことを見つけないから、具体的に明日何をするかを決めないから駄目なんだ」って言われて。
- 佐々木
本当の意味で、自分自身の可能性を「ストレッチ」することを教えてくれたんですね。
- 池澤
そうですね。
- 佐々木
5週間のプログラムは座学から始まって、日々フルタイムなんですか? 9時から8時までとか。
- 池澤
朝8時から夜9時半までとか。
- 佐々木
それは朝、「おはよう」と行くと、生徒は2人しかいないわけじゃない。ケビンさんも大変ですね、5週間、フルで、2人の生徒に向き合う。
- 池澤
相当嫌だったと思いますよ。そのときは必死だったからそんなことは感じないんですけど。ベルビューコミュニティーカレッジの教室の1室を借りての授業でした。
- 佐々木
じゃあ、本当に学校の教室なんですね。イスがあって、机があって。
- 池澤
黒板もあって。あと、倉庫みたいなジムでリフティングをやるんです。
- 佐々木
じゃ、午前中は授業で、午後はジムとかそういう感じですか?
- 池澤
そうです。ジムには、ものすごく重いものを挙げる人しかいないので、通常よりもっと鉛のあるバーが中に入っていて、元々を重くしてあるみたいなジムで、本当にチビっ子は私だけだったんですよ。でもみんなが来て、台をつくってくれて、物を取りやすくしてくれたりとか、補助をしやすいことを、体のデカイ人たちがみんなでやってくれて。
- 佐々木
アメリカ人の大男たちが?
- 池澤
ええ。それで、なんかステキなところだなって思っていてやっていたんですけど。
- 佐々木
それでウエイトトレーニングを毎日?
- 池澤
毎日やります。ダンベルとかバーベルとかを。まずはフォームを教えてもらうんですが、その教え方も、「パワーリフティング的にやってごらん」とかって言われるんです。私、やったこともないのに。
アメリカでは、高校ぐらいで習う、当たり前とされているリフティングのことを言われるので、そこからやり直さなくてはいけなかったんです。
- 佐々木
全然分かりませんけど、挙げ方が違うということなんですね。筋肉の使い方とか、曲げ方とか、持ち方が違うということですか。
- 池澤
そうです。反動をつけるとか、つけないとか。正解とか不正解とかは、この世界にはないんですけど、いわゆる流派とかがあって、それを教えてもらったんですよ。その後は自分の体づくりをするために、今習ったことを用いて、本当にギリギリの重さをトレーニングで挙げていったりということをやるんです。
- 佐々木
その5週間終えた後、大阪に戻ったわけですね。その後どうされたんですか?
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