ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第132回 金子郁容さん

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慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科委員長、教授
金子郁容さん
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教員室を禁煙にするのは
- 金子
自分たちの同僚選びについて、自分たちで意見を言えることは大事なことですよね。それ以外の、もっと日常的なことでは、やや苦労したこともあった。たとえば、教員室を禁煙にするまでには、結構、時間がかかりました。
- 佐々木
そうなんですか!
- 金子
僕はタバコを吸わないんだけど、タバコを吸いたい人がいるということは別にいいと思っている。でも子どもがしょっちゅう入ってくる教員室で教員がタバコを吸ってるのはまずいと思った。当たり前だと思ったんだけど、日常生活に関係があることなので、なかなか決まらなかった。
しばらくして、アメリカ人の非常勤の英語教員が「教員室での喫煙はおかしい」と言い出して、それを契機に、喫煙室を作って空気清浄機を設定して、それで対応できたということがありました。それでも、そんなことはごく稀なことで、週刊誌のお受験ルポなんかで言われているように、教員からいつも反対があったということでは全然なかった。議論はよくしましたが。ただ、いまから思うと反省もあります。
- 佐々木
それは?
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