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ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第131回 渡辺実さん

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131
防災・危機管理ジャーナリスト、まちづくり計画研究所所長
渡辺実さん

2日間で倉庫を生まれ変わらせるセンスがすごい

渡辺

僕は、アメリカがやっていることがすべて好きなわけではないけれども、しかし災害という非常に限られた社会で、アメリカの情報を勉強させてもらっていると、彼らがやっていることって、もう際立って、そこが、悔しいほど素晴らしく見えてしまう。

佐々木

そうですよね。日本は、普通の学校や病院でさえ、日常的に色彩がないです。いまだに白い壁の学校や病院がいっぱいあるという状態で、「何で変わらないんだろう?」と思います。

渡辺

ほんとに、あの2日間で倉庫を生まれ変わらせるセンスがすごいよね。

佐々木

そうですよね。だって予算を考えれば、白く塗ってもピンクに塗っても、もしかして同じ値段だったりしますよね。だったら、考えて、より有効なピンクに塗ろうとか……。今の日本の避難所だったら、たぶん塗らないでしょうね。

渡辺

まず、塗らないですし、考えないし。

佐々木

「そもそも、そんなペンキ代がもったいない。こんな、人が生きるか死ぬかなのに、ペンキを塗っているなら、おにぎりを買え」って、たぶん言うんでしょうね。でも、実はここにかけるお金はとてつもなく意味がある。

渡辺

つまり、ロスタイムだけれども、ミッシングの被災者がそこにいる、その何時間かを、どう彼らに提供するかっていうことを考えるのが大切なこと、しかし日本の場合は……。

佐々木

ないですね。でも、もう少し先を考えている可能性もありますね。つまり、そこでミニマイズするということは、心理的にも回復が早くて、その人たちは社会復帰も早い。非常に合理的に考えれば、長期的なダメージで病院に通ったり、精神的な課題が出て大勢の人が必要とするカウンセラーの時間がものすごく長くなると考えたら、その予算を少なくすることができるかもしれないのですから、非常に合理的にも、考えられますよね。

渡辺

仰るとおりです。

佐々木

全然関係ないんですけど、私がリポーターをしているときに、ワシントンD.C.の近くにある黒人の多く住むエリアで、公立高校を取材したんです。その地域は10代の妊娠が非常に多かったのですが、それは、10代のお母さんお父さんだけの公立高校でした。通学はチャイルドシートがついているスクールバスまで用意されていた。皆、赤ん坊と一緒に14歳のお母さんが登校してくるわけです。お父さんも学校にいる。校内に託児所があって、授業中は預かってくれるし、特別に育児の仕方とか子育て授業まである。で、私は、「なぜここまでするんですか?」と聞いたら、「長期的に見たら、このほうが、少ない資金で済むから」というんです。今ここで公的資金を使い、子どもたちを教育すれば、彼らは自力で家族を支え、稼げるようになる。しかし、今それをしなければ、大人になってから、貧困層が増え、福祉にたよるようになる。その方が費用がかかる、というのです。

でもこれは合理的過ぎるということではなくて、先生が仰るような、非常に温かみのある政策にもつながっているっていうのが見事だな、日本ではそうはいかないな、と思ったんです。避難所の話も似ていますね。

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