ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第125回 アルトマン京子さん

125 |
アルトマン京子さん
|
|
|
アンカーを毎日やるようになったのは
- 佐々木
レポーターとアンカー(キャスター)の両方を経験していると思うけれど、私はレポーターが好きですが、京子ちゃんもそうじゃない?
- アルトマン
うん。ずっとレポーター、特派員をやってきました。で、アンカーを毎日やるようになったのは、子どもができるから。そのときは香港だったんですけれども、妊娠したから旅行ができなくなってきますよね。レポーターの世界って、飛び回って、ホテルで生活するような感じだったから。
- 佐々木
そうなのよね。私も、子どもを出産したことが理由でレポーターとして危ないところに勝手に行かれないなと思って、CBSの 60 ミニッツのアンカーをしました。
- アルトマン
で、アンカーはアンカーで、全然違うスキルですよね。
- 佐々木
例えば、どんなところが違うと思いました?
- アルトマン
例えば、ワシントン特派員のときは、アメリカの政治に突っ込んで、フォーカスして、パリ特派員のときはヨーロッパのこと、香港駐在の特派員のときは、アジアのことにフォーカスしたんですが、アンカーの場合、速報で突然中東の事件であったり、南アメリカの事件であったり、ウォール街の金融問題であったり、世界全部の幅広い知識を自分の中に蓄えておかなきゃいけないんですよ。それもエキサイティングでした。
- 佐々木
ワシントンD.C.には何年いたの?
- アルトマン
ワシントンD.C.は、4年近くかな。そのあと、結婚したんですが、彼がワシントンポスト紙の香港支局長になったので、それで香港に。そのときは、CNN香港には場所がなくて、最初はCNBC, アメリカの一番大きい経済ネットワークのアジア特派員になりました。あとで、またCNNに戻ったんですけれども。
CNBCも面白くて。 ずっと政治的なこととか社会的なことをリポートしていたので、経済のケの字も分からなかったのに、突然、経済、金融の世界に飛び込んでいったようなもので。日本で言えば、それまで朝日新聞や読売新聞を読んでいたのが、突然、日経とか金融新聞を読むようになるような。だから、それもやりがいありました。
- 佐々木
たとえばどんな取材を?
- アルトマン
おもに中国のリポート。経済ものだけでなく、政治的なネタも。中国は、昨日、田んぼだった所が今日は高層ビル、みたいなスピードでどんどん変化するのでレポートすることがたくさんあるんです。
- 佐々木
で、今日現在は?
- アルトマン
今は、フリーランス。
16/22
|
 |
|
|