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浜田宏さん
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ディスカッションする時のステップが違う
- 佐々木
さきほど、外資との違いの一つがスピードの違いというのが分かったんですけど、今は、ディスカッションが多い。
- 浜田
ディスカッションが多い。あのね、かをりさんだからよく分かると思うけど、日本の外に出るとディスカッションする時のステップが違うじゃないですか。まずConclusion(結論)があって、次にReason(理由)があって、補足説明としてプロセスの話をして、バックグラウンドの話をして、最後にもう1回、Conclusionか、あるいはAlternative(代替案)とかね。パンパンパンと決まっているから、ディスカッションとかミーティングになっても、「だから結論は何なんだよ」ってなるじゃないですか。みんな、「はい、始めましょう。結論はですね……」って、まず最初から結論に入るからね、すごく速いんですよ。
でも、日本人同士、日本的な会議だと、結論が最後でそれにたどりつくまでの議論を重ねるのでスロースタートでしょ。だから時間かかるんです。
- 佐々木
すごく分かります(笑)。
- 浜田
それはそれで、僕も嫌いじゃないし、いいんですけど。オフィスの中の生産性っていうとね。やっぱり、「はい、質問は何ですか?」「理由は何ですか?」ってやった方が速いは、速いですよね。
- 佐々木
そうすると日々、イライラして?
- 浜田
いや、全然、全然。どっちでもいけるようになりました(笑)。
- 佐々木
どっちでもいけるっていっても、例えば、自分の会社じゃないですか。そこを変えていこうとは思わない?
- 浜田
いや別にリヴァンプを変えようなんて、そんな大それたことは、恐れ多い、そんなことは考えてないです。みんなでやっていれば自然と会社はいい方向に行くんでね、そのために3人いるから、うまくバランスを取り合っているんじゃないですかね。
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