ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第113回 高橋典子さん

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高橋典子さん
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双子の恋人になる役
- 佐々木
今は、シルク・ドゥ・ソレイユのKA(カー)で、準主役をされている。もうお父さん役がいないから主役っていってもいいでしょうか? 準主役と書いてあるところが書面では多かったですけど。ソロのパートが3分半以上の場合は主役だろうなって思ってたんですけども。
- 高橋
いえ、一応、双子がメインのお話なので。私は双子の男の子の恋人になる役。物語の中では、その双子が主役で、あとは脇なんですよ。準主役と書いてくださってますけど、脇なんです。
- 佐々木
でも、そのすごい大舞台を踏むっていうことが決まって、招かれて渡米し、始めたときの興奮たるや、すごいものがありました?
- 高橋
それがですね、メールを頂いてからモントリオールに行くまで、何をするのか全く教えて下さらなかったんですよ。私はもちろんバトンで書類は出しているんですけれども、「バトンがショーでできるか」という質問にも答えてくださらなかったんですよ。
- 佐々木
ただ、「来てみるか」っていう感じですか?
- 高橋
「やってみたいですか?」って。
- 佐々木
それで、チケットが送られてきたっていうことですか?
- 高橋
航空券ですか? もちろん、お金は払ってくださいましたけどね(笑)。で、行って……。自分はバトンができる、それも、自分1人で舞台に立つというのが分かったんです。
- 佐々木
そのときは、すごい興奮したでしょう?
- 高橋
興奮したというよりは、向こうは何も知らないわけじゃないですか。もちろん私のビデオは見ていたのでしょうけれども。私を入れて失敗だと思ったらどうするんだろうって。本当に大丈夫なんだろうかっていうふうに思いました、まずは。
- 佐々木
呼ばれているのは何人もいたんですか?
- 高橋
クリエーションが2003年の10月から始まっていたんです。それはチームワークをする人たちを先に集めて。舞台がとても面白い舞台で、どういうことが、その舞台でできるかということを、実験しながら作っていたんですね。
それに参加する人たちは、2003年の10月に30人ぐらい、11月に30人ぐらい入って、ずっとトレーニングをしていたんです。
私は最初は、その辺に来てくださいって言われていたのですけれど、段々、まだ来なくていいまだ来なくていい、まだ来なくていいって、……2004年の2月まで行かなかったんです。だから10月からだと、11、12、1、2と、4カ月間!
- 佐々木
待ちの状態、長い間(笑)。
- 高橋
だから、だいぶできているところに、行ったという感じなんですよ。
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