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長坂将志さん
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素材が美味しいというのが、何にも負けないゴージャス
- 佐々木
ここのレストランのコンセプトの中に、ラグジュアリーという言葉がありますよね。「艶やかな大人たちへ」って。
- 長坂
あれ、誰がつけたんですかね。
- 佐々木
マサさんじゃないんですか?
- 長坂
ぼくはあんまり……ちょっと待ってくださいね。
- 佐々木
「ラグジュアリーなデイリー空間」って書いてありました。
- 長坂
意味分からないですよね、それ。
- 佐々木
そんなことないです。ちょうど今、イー・ウーマンで提案しているライフスタイルのコンセプトが、シンプルオーグっていう名前で、シンプルでオーガニックで、ゴージャスなんです。ラグジュアリーって言ってもいいかもしれないし、エレガンスって言っていいかもしれないですが、華があるライフスタイルなんです。
シンプルとオーガニックだけでなくて、ゴージャスな味付けがあったらもっと華やかに、楽しくなるんじゃないかっていう提案です。だから、ラグジュアリーという言葉を見つけた時、どんなコンセプトかなと興味を持ちました。
- 長坂
そうですね、まず料理は、シンプルであるべきだとぼくは常に思っているんですね。なぜかと言ったら、食材がいいじゃないですか、日本は特に。そこに、変化球的なゴージャス感って要らないと思うんですね。素材が美味しいというのが、何にも負けないゴージャスなものですから。
それが、こういうちょっとスタイリッシュな空間で召し上がれるっていうか。普通ここのお店のイメージで来たら、ごちゃごちゃした料理が出てきてもおかしくないんですけど、何かぼくは、スタイリッシュに。スタイリッシュという言葉はぼくはあまり好きじゃないんですけど、シンプルってことですね。シンプルは、実は最大の贅沢だったりする、っていう気持ちをぼくは持っているんです。それをラグジュアリーだと思うのか。
普通の人がぱっとラグジュアリーという言葉を見て感じるものって、何となくリッチな感覚だと思うんですね。でも結局は、本物っていう意味だと思うんですよね。素材感だったりとか質感だったり。そんなところを追究している部分はありますよね、うちは。
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