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高橋 伸子さん
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不買運動が起これば、金融機関は変わる
- 佐々木
金融の勉強、おっしゃる事はその通りなんだけど、あの小さな約款を一生懸命読んで勉強して質問するって、とっても面倒で、「やっぱりいいや、貯金で」っていうことになったりしませんか(笑)。
- 高橋
それでもいいんです。そうやって不買運動みたいな事が起これば、金融機関は変わりますよ。「わからないのに何で買うの?」っていう話なんですよ。消費者が拒否反応を示せば、もっと消費者に分かりやすい商品やサービスを……。
- 佐々木
売れるように、作るわけですよね。
- 高橋
そう、売れるように努力する。そういう関係が、金融に関しては、まだ足りないという事ですよね。他の商品分野では当たり前なのにね。使いやすくしたり、買いやすくしてくれなければ、消費者は手を出しませんから。
- 佐々木
確かにそうですよね。パソコンのマニュアルも、一時期は読めない、分からないと言っていたのが、今はどんどんよくなっていっているわけですものね。
- 高橋
そうそう。分かりやすくなっていますよね。たとえばマニュアル本を見なくても、「ヘルプ」を見れば分かるように工夫していますね。
金融革命が起きて30年、金融の自由化が始まってから20年、ビッグバンが始まってから10年なんですよ。こんなに時間がたっているのに、日本の金融機関の消費者対応、消費者の金融学習は国際的にも遅れています。
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