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Clay Chandlerさん
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経済界も、もっと主張したらいいと思います
- 佐々木
やっぱり、日本は、経済界と政界が連携していない、というのが欠点なのかもしれないですね。いい点であるかもしれないけれど。
- チャンドラー
まあ、いい点でもあるかもしれないけれども、もうちょっと日本の経済界も、もっと自信を持ってね、政治家や官僚の人などにね、日本の政策はこうあるべきだ、ということを公に主張してほしいんですよね。
裏でそれをこっそり言うのじゃなくて、要するに、立って、自分の力をフルに発揮して、「それ、おかしいよ。何か新しい方法を見つけましょう」と自信を持って、おっしゃってほしいな、という感じですね。
- 佐々木
それに政府も、経済界の人をもっと上手に使えばいい、っていうこと、ないですかね。政府の要人が行かれない所に経済人は人脈を持っているってこともあるでしょう。
- チャンドラー
そうね。たとえば今、アメリカで新しい財務長官になったヘンリー・ポールソンが、長年、ゴールドマン・サックスの投資銀行の仕事をしてきているのですが、仕事でその経験を持って、それを政府の役割に持っていけるのですけれども、なかなかそういうケースはないですよね。
クリントン政権も、たとえば、ロバート・ルービンがゴールドマンの人であり、他の経済アドバイザーも皆それぞれ、企業、大学での研究、経験などを持ってるんですよね。
そういう経験無しに、仕事はずっと政治家で、それが派閥の関係で指名されたり、たまたま外務大臣になったとか、経済産業省の大臣になったとかだと、やっぱり現場の理解が違うと思うんですよね。
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