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石橋 慎二さん
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クーバーの卒業生で、日本代表チームを埋めたい
- 佐々木
ビジョンの話がでましたが、石橋さんはクーバーでどういう将来像を描いていらっしゃるんですか?
- 石橋
やっと十数年たちましたので、クーバーの1期生、2期生達がJリーグに行きだしているんですね。で、アンダー20レベルだと、日本代表に何人か入りだしていますので、このクーバーの卒業生で日本代表を埋めるぐらいにしていきたいっていうのが1つあります。
ただ、現役を続けるっていうのは、そんなに長い期間じゃないじゃないですか。現役を終わった後、もしくはJリーグに行けなかった子達も、一生涯、スポーツ、特にサッカーを通じて楽しめる、そのためにはやっぱり技術が必要なんで。で、町中、ボールを蹴って健康に、仲間内と仲良くコミュニケーションを図りながらやれるような。要は、50〜70歳になっても、技術があればサッカーってできるんですよ。
- 佐々木
そうか。
- 石橋
5対5、こういうフットサルとかだとですね。
- 佐々木
フットサル、流行っているようですね。
- 石橋
子ども達には技術だけじゃなくて、やはり礼儀だとか、協調性だとか、思いやりの気持ちだとか、そういったものを提供できる組織にしていきたいな、と。で、Jリーガーや代表を目指すのも良しですが、なれなかったとしても、一生涯楽しめるような基礎を提供できればいいなと思いますね。また、子どもたちが大人へと育つ経緯の中で、ライフスキルの向上に寄与でき、クーバーに触れられて良かったと思ってもらえる組織にしていきたいと思っています。
- 佐々木
ありがとうございました。ぜひ今度、練習風景を見せてください。ありがとうございました。
対談を終えて
サッカーウエアで登場した石橋さんは、いつも私が勉強会でお会いするのとはちょっと違った印象でした。でも話し始めると、元プロサッカー選手というより、立派な企業再生の経営者。緻密に、着実に、そしてサッカーのように楽しみながら、会社を広げていっていらっしゃるのがわかりました。子どもたちへの思いや、サッカーを大切にしている気持ちは、強く伝わってきました。やっぱり、「自分たちが提供している商品・サービスに愛情と誇りを持っている」というのが強みなんだなということです。15歳までのゴールデンエイジに、子どもをどうやって育てるか、私も大切にしようと思いました。
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