ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第71回 柴田 励司さん

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マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社 代表取締役社長、組織人事コンサルティング部門 アジアパシフィック上級副社長
柴田 励司さん
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ワン・チームになる瞬間
- 柴田
典型的なのは対立の議論です。25〜26人で会議をしている状況で「こう思う」、「こう思う」っていうのが対立している、利害関係があるときに、いかに建設的に妥協案を作るか。
- 佐々木
そういった社内ディスカッションに、柴田さんたちが参加しているってことですね?
- 柴田
そうですね。我々は黒子として、「議論を引き出してまとめていく」っていうのをやるんですよ。で、好き勝手なことを言ってもらいながら、われわれはその議論をファシリテーションしていく。また、同時にそれをどんどんドキュメントにしていく。例えば15分くらい議論したら、「今、議論したことは、こういうふうにまとまってますね」と。で、「こういう点が見えてますけど、よろしいですか?」って、また振り返す、と。これを繰り返していくと、議論を終えて帰る頃にはもう、まとめができているんです。で、持って帰っていただく。後で議事録を回す必要がない。で、これは、日本語と英語と両方でやったりとかもするので、結構そういう意味では感謝されますね。第三者だからこそできる話だと思います。
- 佐々木
本当に、さまざまなところに、クライアントの中に入り込んで、仕事をするんですね。一社あたりの期間は?
- 柴田
ええと、だいたい平均5カ月。長いところですと、数年ですね。短いところだと、1〜2カ月くらい。
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