ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第71回 柴田 励司さん

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マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティング株式会社 代表取締役社長、組織人事コンサルティング部門 アジアパシフィック上級副社長
柴田 励司さん
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制度だけでなく、人事部の伴走者として
- 柴田
ええ。コンサルとしても、制度設計、制度を「作る」というよりも、制度を「運用する」というご依頼も多いし、我々としても、それはやりがいがありますので、「お客さんと一緒になって、組織の中に入っていって改革をする」という仕事がメインになってきています。
- 佐々木
制度を作って、「この制度で行きなさい」というのではなくて、コンサル契約をして、つくった制度がきちんと運用されているかを見届ける?
- 柴田
ええ、そうです。具体的にはまず、その制度が、社員の皆さんに、ちゃんとよく理解されているかどうかということをきちんと聞いて、で、もしその理解に食い違いがある場合には変えていく。ですから、個別のインタビューをしたり、グループ・ディスカッションをしたり、あるいはアンケートを取ったりというようなことをしていきます。
それから、人事評価のような問題ですと、横について、実際にきっちり評価ができるようにコーチングをしていったりもします。最終的には、それは会社の業績につながっていないと意味がないので、それがちゃんとできているかどうかの確認もさせていただく……ということで、伴走するようなイメージなんです。
- 佐々木
なるほど。じゃあ、結構、会社に訪問されるっていうことですね?
- 柴田
そのとおりです。ですから、昼間、社内にはほとんど人がいないです。一番密度が高いのは、午後9時かもしれない。
- 佐々木
(笑)夜、戻ってくるわけですね。重労働ですね。全部で何人くらい?
- 柴田
150人くらい、かな。120名くらいがコンサルタントで、あとは秘書やサポートスタッフですね。平均、年間800社くらいのお客様からのご依頼があります。なかには、日本企業の中国とか、日本企業のマレーシアっていうのはありますけど、基本的には国内です。
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