ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第67回 アシハラヒロコさん

67 |
アシハラヒロコさん
|
|
|
土地を解いて、マンションもつくります
- 佐々木
でも、マンションも作られるんですよね。
- アシハラ
そうですね。今都心にマンションが増えてきているから。外観から共有部分の考え方、専有部分の考え方、それから始まって、モデルルームを作って物入れまで全部やります。全部同じ発想じゃなきゃ、我が家に帰ってきた気持ちにはなれないんだ、っていうことがだんだんデベロッパーも分かってきてくれたんですね。
余裕がある物件じゃなければなかなか難しいんですけど。この前も四番町で三菱地所の最高級物件をやって、2カ月で完売したのね。すごく高い物件なんで、自分とは違う生活だなと思いつつも、ね(笑)。
- 佐々木
アシハラさんはインタビューもきっとお上手だろうし、聞きながらイマジネーションが湧くのでしょうから一軒家はわかりますが、でも、マンションはどうやって作るんですか、住む人が決まっていないのだから、まったく違う作り方になるんですよね?
- アシハラ
そうですね。マンションの場合にはコンセプトをしっかり立てて、要は土地を解く、それからそこの土地にどういう人が住みたがるかっていうのをしっかり解くんです。
- 佐々木
土地を解くというのは、この場所だったらどんな人が住むだろうか、ということ?
- アシハラ
そう、どういう人たちが住むか、ここにどうして住みたいかっていう話ですよね。土地と価格帯に合わせて、一生懸命に考えて、コンセプトをはっきり作って、それがブレないことが大事なんですね。極端にいえば不特定多数の全員に受ける必要はなくて、一軒に一人つけばいいんですよ。
- 佐々木
確かに。
11/24
|
 |
|
|