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薬膳研究家 板倉料理学院院長 メンター・フーズ(有)代表取締役
板倉 啓子さん
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聞診、望診……4つの診断方法
- 板倉
はい、そうなんです。
- 佐々木
問診じゃなくて、眼診とか?
- 板倉
「望診(ぼうしん)」って言うんです。漢方医は、聞診や舌診、脈診、望診の4つの診断法のほか「腹診」や匂いなど漢方独特の診察法が行われています。
- 佐々木
匂い? あっ、わかります。がんになる3カ月前から、体臭に変化が出るというデータがあると、聞いたことがあります。
- 板倉
西洋医学では検査してどこも異常なしとデータが出れば健康と診断されますが、体が冷えて不調とか疲れがとれないなど未病状態の方が沢山おられるわけです。
たとえば舌をひっくり返されて青い筋になっていたり、目の下のクマがとれない場合は、血液が滞り血流が悪くなっている瘀血(おけつ)状態なのです。動脈硬化に進まないように血液をサラサラにする食事で予防することが大切となりますね。
必ず表面に体の中からのSOSの声が発せられているわけですが、そういう知識がないと見過ごしてしまう。ただ「忙しいせいだ」とか「ストレスだからだろう」とか。
- 佐々木
以前、このWin-Win対談でマクロビの久司先生にお会いしたときも、今、教えていただいた「望診」をされましたね。じっと私の顔を見られて、一言目に「さすがにいいお顔していらっしゃる」って言われたの。うれしかった。「健康ですよ」って言っていただいて。「でも、食い意地が張ってますね」とも(笑)。2週間、食を減らすよう言われ、そのようにしました。それにじっくり顔や手を見られて、将来の病気の予想もされました。
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