ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第66回 板倉 啓子さん

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薬膳研究家 板倉料理学院院長 メンター・フーズ(有)代表取締役
板倉 啓子さん
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美味しかったから、薬膳が好きになった
- 佐々木
へえ。それでは、薬膳のお勉強は、先生から?
- 板倉
生薬のことは難波先生に教えていただきました。生薬に関しては世界的に権威ある先生で、これは何の植物で薬効はこれ、など生き字引みたいな先生でしたから。ただその当時、薬膳を教える先生が日本におられなく薬膳の勉強のスタートは四川大学でした。
- 佐々木
そうすると、30代になって、中国の四川大学に勉強に行かれたのですか。すばらしい!
- 板倉
いえいえ、主人に感謝です。四川省の成都は静かなたたずまいの木々の多い素敵な都です。大学には宿泊施設もありまして、安く行けるということもうれしかったです。
最初は難波先生と一緒でしたので四川の同仁堂(ドウジンドウ)っていう、よく世界のVIPが皆様いらっしゃるという薬膳レストランに四川大学の虎先生や学長から接待をされました。
蛇のスープなんか、もう絶品でおいしかったのです。薬膳との最初の出会いが余りにもおいしく参りました。先生が学会に出られている間は通訳つきで授業を受けさせていただいたり、構内を案内していただきました。
普通の留学生では見せてもらえない薬用植物園や薬物資料館などへ入れたのは、幸せでしたね。ただ今のように理解できず“ねこに小判”状態でしたが。
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