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アン・オレアリーさん
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学校心理学者になるためには
- 佐々木
学校心理学者になるためには、どのような教育を受けたのでしょうか。
- オレアリー
学校心理学者になるには、学校心理学者プログラムを修了しなければなりません。プログラムは、2年間の学科課程と4年間のインターンシップで構成されます。通常、インターンシップの期間には、正規の学校心理学者の担当教官の下で、実際に小学校の教室を回ったり、相談を受けたり、テストを行ったりします。定期的に先輩の心理学者のミーティングに参加するのが、3年目です。
最初の年はシャドウと呼んでいるのですが、先輩の後について見学させてもらいます。2年目も同じです。3年目になると、学習過程を取りながら、自らテストを行うようになります。また、大学の担当教官と定期的に会ったり、連絡を取ったりして、評価をもらいます。
3年目の終わりには、学校にもよりますが、総合テストを受け、州から修了証書をもらいます。これはいわば仮証書で、5年経ってから正式な証書をもらうことができるのです。
- 佐々木
PhDが必要なのですか。
- オレアリー
いいえ、修士です。教育心理学を学んで修士を取得し、学校心理学でCAS(Certificated Advanced Study)を取得しています。
- 佐々木
修士に2年間ですから、アルバニー大学に6年いらしたわけですね。
- オレアリー
プラス、インターンですね。インターンシップを修了すると、州から修了書をもらうことができます。修士、CAS、インターンシップの修了書をもらって、やっと学校心理学者として働くことができるようになるのです。
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