ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第53回 細川佳代子さん

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特定非営利活動法人スペシャルオリンピックス日本 理事長
細川佳代子さん
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誰もが無理だと思う事に、常に挑戦する
- 細川
そうなの。無理って言われたら、もうやってみる。私一人絶対やるって思ったの。あとは役員みんな、いや難しい、それはやめたほうがいいって。
- 佐々木
一連のお話を伺う中で、リーダーシップがある方であることが良くわかりましたが、リーダーシップについては、どうお考えですか。実は細川さんのお噂は今までも上智の先輩たちからもうかがってきましたが、失礼ですが、時にはミスター(細川元首相)よりもずっとリーダーシップがあるようだ、などといったコメントも耳にしました(笑)。
- 細川
それはね、彼のほうがもっとすごいものを持っているから、私なんてほんの小さなものよ。彼に比べたら。
- 佐々木
認知度がないからできないだろうと多くの人が言った、同じ事務局のスタッフでさえも、そこまでの大きな夢は見られないと言った……、そういう時に、どんなふうにリーダーシップをとられて、みんなに夢を見させたのでしょうか。できるかもしれない、と変化させたのでしょうか。
- 細川
あのね、私は今まで本当に、誰もが絶対無理よって思うようなことに、常に挑戦し続けているのね。そして、とにかくベストを尽くす、理想は高くする、そしてそれに向かってとにかく手抜きはなし。一生懸命頑張ればそこの理想まで行かなくても、必ずすごいものを得ることができる。それを最初からあきらめていたら、なにも得るものはない、という体験の連続だったわけ。今まで。
- 佐々木
たとえば、幼い頃はどんなことがありましたか?
- 細川
そうねえ、それこそ世界大会を誘致するなんて大きなものではないけれど、小さいものでは常に、日常の生活が全部そうだった。もう細かいことから。
小さいときから、いつもクラスのまとめ役。小学校から高校まで、級長さんをして。そして何かするって言うと、こうしましょうよ、って言って提案して、みんなをその気にさせて、何か必ずする。小さいときから学校でいつもそうだったし。
神奈川県鵠沼育ちですから、毎日海で育った。それこそサーフィンが日本に紹介される前で、波乗りっていう時代ですよ。波乗り。板を自分で材木屋さんから買ってきて、自分に合わせて穴を開けて、今で言うボディーサーフィン、ボディーボードっていうのを作って、波乗りをしているような時代に、女の子で私ひとりだったのよ。
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