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玉塚元一さん
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人材開発委員会。リーダーの人材は枯渇している
- 玉塚
当社には人材開発委員会っていうのがあって、5〜10店舗ぐらいを統括している責任者「スーパーバイザー」以上の人材について、役員と部長で「この人にはどんなポテンシャルがある」とか「この人にはこんな将来の可能性がある」と時間をかけて議論しているんです。
- 佐々木
それはどれくらいの頻度であるんですか。
- 玉塚
集まるのは半年に1回ぐらいですけれども、その後に必要なのは、上司がその人の成長にコミットして、期待されるレベルまで育成する。それは上司の責任というのが考え方のエッセンスです。
- 佐々木
いい人を見つけるんじゃなくて、育てる。
- 玉塚
そう。だから、半年に1回の人材開発委員会で、役員も入って議論して、「玉塚さんの部下の中で特にこの人とこの人については、来年のいつまでに、こんなことができるように育成する。そのために、こんな仕事を経験させる」という形で僕自身がコミットする。それで、実現しなければ、彼らの責任じゃなくて僕の責任です、というスタイルですね。こういう議論をしょっちゅうしているので、どこの誰がリーダーシップのポテンシャルがあってというのは見えてくるし、つかんでいます。
- 佐々木
それは、社長が入られるミーティングは半年に1回だけど、日々そういう視点で仕事をしていて、かなりの情報をもっている。
- 玉塚
そうですね。それに人事的な話って常にある。というのはなぜかというと、たとえば「今度、こういう事業を始める」というふうになってくると、じゃあ誰が責任者になって誰を出してという話でしょう?常にそういう話をしています。
- 佐々木
そうですよね。
- 玉塚
人材が余るということは、絶対にあり得ません。特にリーダーシップを発揮する人材が枯渇している状態ですから。
- 佐々木
そうですね。やっぱり企業って本当に人が命だから、商品も当然だし、ビジョンも当然なんですが、人が育たないととんでもないっていうことですよね。
- 玉塚
そうです。もう、それにつきます。
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