ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第49回 田中里沙さん

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田中里沙さん
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「29歳」編集長、誕生!
- 佐々木
それで、総務から編集部に移って、その後あっという間に編集長になりましたよね。
- 田中
そうですね。当時の編集長がいて、その他に私よりも年上の女性の編集、副編集長もいたんですけれど、ただ、40年目の『宣伝会議』で部数が少し落ちたときがあったんですね。それが何かを調べてみると、「若い頃読んでたよ」とか、「自分の成長とともに宣伝会議があったから、もうずっと読んできたけれども、いよいよ定年だから、これで仕事も縁がなくなるから」っていうことで、卒業された人が多かったんですね。
古い老舗のメーカーもそうですけれど、一緒に育っちゃうと、若い人のところに手を打ってなくて、だめになりますよね。で、私だとか、他のメンバーで、その当時30歳手前くらいの人がチームになって、「これから一緒に広告界を担って伸びていく人とともに作ろう」みたいな感じになったんです。会社もそういう方針を出して、「じゃあやりなさい」ということを、ある日突然言われたんですね。そのときやっぱり、「え? 大丈夫かな」って思いました。
- 佐々木
いつも言い出しては任される(笑)。何歳だったんですか?
- 田中
ちょうどね、ぎりぎり29歳だったんです。
- 佐々木
29歳で編集長。かっこいいです。
- 田中
ええ。今結構多いんですけれど、その頃はまだ少なかったですね。編集長ってね、やっぱり白髪か、髪の薄い、迫力がある男性っていうイメージですよね。しかも老舗の雑誌だと。
- 佐々木
老舗のね。編集長になったときの、部員は何人?
- 田中
部員は6名でしたね。そのとき。で、私より1歳年上の人と、前の編集長も一応サポートで、編集主幹になったんですけれど、一応私が責任を負うという立場で、上に立ちましたので。あとは、24、5歳とか、27歳くらいとか、まあ若手の人が多かったですね。
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