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田中里沙さん
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子どもを持つことが転機に
- 田中
イー・ウーマンもそうですけれど、個人が情報を発信するような時代になり、個人の発信が、企業と負けず劣らずみたいになりました。これからもっとコミュニケーション自体が本当に変わってくると思うので、私もそういう刺激を受けたいなと思ってます。
だからそういう点では、半分企業の視点で、半分生活者の視点が、結婚したり子どもを持つことでできたので、すごくよかったと思うんですね。独身時代が長かったので、やっぱりあのまま仕事をやっていると、相当、高度成長期のサラリーマンみたいな勢いで仕事をしていたと思うんですね。主婦のこととか斬って捨てる、みたいな感じになっていたかもしれないですけれど、それは転機があってよかったと思っているので。
- 佐々木
イー・ウーマンで年末年始調査をしたんです。1000名以上の人たちからの回答を得たのですが、現在のワーキングマザーに、「子どもがいる事が、あなたの仕事にプラスになりましたか?」と聞いたら51.6%の人がYES。でも、これから子どもがほしいと思っている人たちに同じ質問をしたら、34.7%の人がYES。でも、その子どものいない女性たちの8割以上が「子どもを生みたい」と回答したんです。
- 田中
ああ、なるほどね。
- 佐々木
だから、子どもって、持っている人はみんなプラスになったと言っているんだけれど、でも欲しがっている人たちは、実はマイナスイメージ。もっとプラスの面を見せられると良いのですけれど。
- 田中
そう。子どもが生まれて初めて、東京にはこんなに公園が多かったのか、と気づいたり。遊びに行く公園とか美術館とかずいぶん調べるようになりましたからね。
- 佐々木
子どもがいると、情報の入り口が増えるということですね。
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