ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第41回 片平秀貴さん

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丸の内ブランドフォーラム代表・東京大学ものづくり経営研究センター特任教授
片平秀貴さん
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ブランドの「傘と梃子」
- 佐々木
どんな記事を書かれたんですか?
- 片平
それが「パワーブランド」の議論の伏線みたいな感じになってね。書くからにはやっぱり取材しなきゃいかんということで動いた。「ブランドの傘と梃子」という記事だったんですけど。
ちょうど日本の場合はトヨタ、味の素などに代表されるように、カサが大事だよって言うのと、その親を個別のブランドがレバレッジする。だから親には、その両方の力が必要ですよ、ブランド力というのはそういうことですよ、と書いた。
- 佐々木
個別というのは、ひとつの商品などですか?
- 片平
そう、プリウスとか。商品とかサービスだけとは限らず、たとえばIBMのイー・ビジネスなんかもね。
- 佐々木
個の要素ということですね。
- 片平
そうそう。それぞれのエンジンがあって、それが親を刺激するっていうようなものもあるかな。あとは人間。たとえば奥田さんがトヨタを逆に支えるとか。そういう両方の作用があってね。トヨタが下をまかない、下がトヨタを輝かせる。そんなさまざまなトピックを書いた。それがきちんとしたブランドへの考えをまとめた最初だった。確か94〜95年にかけてだったと思います。
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