ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第37回 石井苗子さん

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石井苗子さん
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海外留学はボーイハントのため
- 佐々木
ところで、英語の話も伺いたい。
- 石井
英語? だから外国でのボーイハントのためだけに勉強したのよお。
- 佐々木
本当? 高校を卒業してから、留学されてるんですよね?
- 石井
その前に、国内の高校で留学みたいなものをさせられたの。妹があまりにも弱いので、わたしだけ全寮制の学校に預けられた。高校卒業したら、父がね、日本の大学だと下宿代やら何やらでお金がかかるので、アメリカの家に預けたら、安いし英語も話せるようになるから一石二鳥だろうって、それで。
- 佐々木
それは、お父さん、とても賢明な選択でしたね。お父さんは何をなさってたの?
- 石井
サラリーマンなのよ。サラリーマンだから悪かったのかもね。ホストファミリーに選んだのがアメリカワシントン州立刑務所の教戒師の家。非行を更正させる資格者っていうかな、それこそ本物のカウンセラー。非行なんていえないほどグロテスクな状態だったけどね。父は、2年くらいそこにいて帰ってこいって。アメリカの大学になど行かせるつもりはなかったのね。
わたし発音が悪くてさ。いまさら発音教える大学なんてないからコミュニティカレッジに行けって。行ったら「難民特別英語講座」ってクラスがあったのよ。泣けてきちゃった。でもね、本物の教授が教えにくるの。民主主義の国だなって感動もした。
- 佐々木
すばらしい。
- 石井
そうなのよ、すばらしいでしょ。大学と同じ講師が教えにくるんだから。
10/22
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