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久保京子さん
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若い頃からシンプル&シックなスタイルが好き
- 佐々木
服や色の選び方は、年齢によって変わってきたりしているんですか?
- 久保
それはあります。好きな色と嫌いな色っていうのはそう変わらないけど、似合う色と似合わない色っていうのは変わるっていうのはありますよね。すごく若い頃、老けた色が好きだったんですよ(笑)。
- 佐々木
わたしは20歳前後は黒とこげ茶だけ。それで、いつも年齢より上に見られていたんですけど、25歳くらいを境に今度は若く見られることもあった。
- 久保
20代前半に、さんざん洋服も着て、人段落するのが25歳ぐらいなのかな。洋服を着こなせる年頃になってくるんですよ。でも、わたしは根本的にジーンズにTシャツ派かな。仕事柄、着られる服の幅が広がっちゃうがゆえに、シンプルに戻りたい、というか。
- 佐々木
それは、足がかっこいいからですよね(笑)。ジーンズにTシャツが似合えば、本望です。ただ、モデルさんって自分からは選ばない服も、「着て御覧なさい」っ言われて、着る機会があるでしょう。そしてとびきりいい写真を撮ってもらう。そうすると、自分の幅がどんどん広がるのを実感できるんじゃないかな。物に対する自分の考え方の幅が広がるんじゃないかな、と思うんです。
わたし、25歳くらいのとき、雑誌に出ている服はモデルさんのような特別な人が着るんだと思っていたのに、あるときセールでコム・デ・ギャルソンのコートが出ていた。ちょっと袖を通すと、結構自分にも似合う。いけるじゃない!と思って買ったのを覚えています。その時以来、自分と関係ないと思わないで何でも試してみる、っていうことを学んだ。自分の服選びって、自分が制限してるんだなあと知ったんです。
9/17
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