ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第36回 久保京子さん

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久保京子さん
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モデルの顔つき、社長の顔つき
- 佐々木
モデル業やってらっしゃると、経営が気になると、顔つきも変わってきちゃうから……。
- 久保
そう、人の想像している起業家の顔つきと、モデルの顔つきと、まったく違うんですよね。やっぱり浮遊感がふわーっとあるのがモデルで、起業家っていうのは、どーんと地に根をはっているっていう感覚。まったく離れているんですよね。
- 佐々木
そこが一番の悩みでした?
- 久保
ええ。
- 佐々木
「世の中の小さな悩みは無関係」という姿で写真を撮られるモデルの世界と「あと2パーセント売り上げを上げてください」などと言わなくちゃいけない社長と。
- 久保
だから、どうにか折り合いをつけたかったんですよ。好きだから、仕事が。佐々木さんがおっしゃったように、どちらも責任とれるところまではとりたいっていう。
- 佐々木
それは今は解決しました?
- 久保
いや、模索はしてますね。やっぱりどこまでいっても、なかなか接点は生まれてこない。ただ、自分さえうまくスイッチを切り替えていれば、ゆくゆくはリンクしていって、逆にもうちょっと実のあるモデルというようなそういう方向性でいけるなと思うし。こっちはこっちで、イメージで仕事を発展させていけるということもできるなと、なんとなーく少しだけだけどわかったし、それを実現させたいなあ、と。うまくリンクさせていけたら、一番自分の理想。
- 佐々木
今は、じゃあ、モデルをしながら、「ピザーラ」やってます、ということが堂々と言える感じですか?
- 久保
そうですね、まあ、あんまり聞く人もいないので、別に自分からは言わないけれども、言えますね。年商いくらですって平気で言えちゃうくらいになって。
- 佐々木
えっいくらなんですか?(笑)
- 久保
え、そんなにないです(笑)。2億2千くらい。
- 佐々木
すごいじゃないですか、2店舗で。
- 久保
2店舗と、モデル業やプランナー業の「B-Walk」で。もう、ほとんどが「ピザーラ」の稼ぎなんですけど。それが言えるように少しはなってきました。
だから、今はそのへんをうまく通していきたい。モデルの仕事をしていることで社長業のほうでも逆にカリカリしなくてすんじゃったりしています。会社は人だっていうことに気がついた。どういう風に、人と係わればいいかっていうときに、そのコントロールになるのが、モデルの仕事だったりして。
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