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久保京子さん
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経営から、学んでます
- 久保
当時、「ピザーラ」のグラフィックを主人がてがけていた関係で、主人にきた話だったんですよ。わたしは商売なんてやったことないし、できないから資金だけ出して、後はおまかせで、モデルと子育てを頑張るからって。ところが、社長さんを雇って始めたんですが、3〜4ヵ月に1度のペースで「京子さん、お金が足りません」って言ってきて。「足りませんて……」。どうなっているんだろう、何をやっているんだろうってことになって。それで、「もう、やめてちょうだい。わたしがやるから」って。
- 佐々木
言ってしまった!(笑)。そこで、もうやめた!と言わずに、わたしがやるわ!と言うところがいいですよね。それに、今は2店舗に発展してるんですよね?
- 久保
(笑)。発展はしてるんだけど、だけども、全然わかんないわけですよ。帳簿のつけ方から。
- 佐々木
以前、久保さんがピザ屋さんも経営されていると聞いたときに、なぜピザ屋さん? その起業意欲はなに?と思っていたんです。
- 久保
起業意欲なんてものじゃないんですよね。
- 佐々木
でも、そういった気持ちは後から出てくるんですよね。わたしも似てると思います。ユニカルをつくったときも、イー・ウーマンをつくったときも、「さあ、やるぞ」って起業したわけじゃなくって、なんか話が盛り上がって動き始めているのに、誰も責任取る人がいなくなって、で、じゃあわたしがやるわよって(笑)。
- 久保
わたし、たぶん、佐々木さんもそういう人だなって思ってたんです(笑)。
- 佐々木
なんか、見てられなくなって。それに自分が少しでも関わったものが途中で敗退していくのは許せない(笑)。だったら最後までとことんやりましょうっていう感じですよね。
- 久保
(笑)。で、わたしがやりましょう、って言ったものの、どうしたらいいかわからない。知り合いの経理の人に週に2日来てもらったりしているうちに、15年目に入っちゃった。
- 佐々木
でも、2店舗めもやろうって決断をしたんですね。
- 久保
2店舗めにいくっていうのは、計画に入ってたんで、やらざるをえなかったんです(笑)。それでもう、2店舗め、どうなっちゃうのって、泣きましたよ。店長にいい人がいない、とか資金ぐりはどうしたら良いんだろう、とかそういうことで。
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