ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第36回 久保京子さん

36 |
久保京子さん
|
|
|
悔しさの中で、明確な目標を決めた
- 久保
で、19歳が終わった頃っていうのは、ほかの人がレッスン代を支払っている中、わたしはレッスン代が相殺できるほどは稼げてた。そこそこ平均点。でも自分の理想とは違う、という一番中途半端な状態(笑)。あきらめきれずにいたんですね。
- 佐々木
でもそこは、1年更新しようと思ったわけで、それはなにか理由が?
- 久保
それはひたすら悔しさ。
- 佐々木
そうすると、約束していた親戚一同、お母さまは何て?
- 久保
もうあきれていましたね。今思えば、わたしが「放っといて!」っていうオーラを出していたんじゃないですかね。親戚は「え、美容師になるんじゃなかったの?」っていうこともあったんですけど、母は、わたしのオーラがあんまりメリメリしてるもんで(笑)、この子は言ってもきかないだろう、勝手にすればって。
- 佐々木
その時も、久保さんの心の中では、あと1年って考えたんですか。
- 久保
そうですね、あと1年の間に化粧品会社の仕事をとる!みたいな(笑)。
- 佐々木
ああ、すごい! 19歳か20歳の女性にすると強い、明確で具体的な意志ですよね。わたしは、その頃の年齢って何してたかな。ぼーっとしてたかな(笑)。
- 久保
(笑)。いや、それはやっぱり、もしかしたら夢物語にすぎないところは、すごく大きかったと思いますよ、大人からしてみれば。
- 佐々木
エージェンシーというと、たくさん同僚であり、ライバルであり、のモデルさんがいらしたと思いますが、その中で、あの人みたいになりたいっていうあこがれの人はいました?
- 久保
いましたよ。みんなすごくきれいだし、プロ意識はしっかり持ってるし、かっこいいんですよ。
- 佐々木
具体的にはどなたが?
- 久保
秋川リサさんや、同じエージェンシーの先輩としては夏樹陽子さん。女優になられた方なんです。そんなに年は離れてなかったんですけど、京子ちゃん、京子ちゃんって面倒をすごく見てくださった方です。かっこいいなあ、って思っていたら、やはり女優さんになられました。
3/17
|
 |
|
|