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久保京子さん
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モデルとしての美しさの磨き方
- 佐々木
久保さんは、偶然飛び込んだモデルの世界の中で、有名モデルで生きつづけるために、どんなことをしてきたんですか? 内からくる悔しさとかエネルギーを、モデルとしては形に、外見に変えていくということが必要でしょう? その訓練もされたんですよね?
- 久保
レッスンは受けてはいなかったんですが、その後仕事もまわるようになって、お金も少しできたので、ジャズダンスを習いに行きながら、身のこなしを学んだり。あとは海外のファッション誌を買いあさって、それでポージングをインプットしていくっていうようなこともしました。
- 佐々木
それはやっぱり家には大きな鏡があって?
- 久保
ありましたよ。それで自宅の廊下をパンプス履いて、ターンをしたり、ひたすら繰り返し歩く。自分でイメージして歩くんです。それともう、メイクの道具はたくさん買って、夜中に何回も何回も……
- 佐々木
落としちゃ、またメイク(笑)。
- 久保
(笑)というのもやったし、あとは、自分のした仕事の確認。これはどういう仕事でもそうなんだけど、まわりだすと確認していけるじゃないですか、自分の仕事っぷりっていうのを。これはオッケー、これはNGって。これはちょっと、カメラマンと息が合わなかったなとか、これはばっちりだったとか。ほんとに始終、美しさや健康に意識が向いていましたね。
- 佐々木
久保さんの中で、美しさってどういう定義? イメージですか?
- 久保
うーん、今の年齢になって考えると、やはり内面的なものや健康が大きいんではないかなと思います。精神的に安定しているとかね。でも若い頃っていうのは、ほんとにうわべだけっていうかまね事みたいなことでした。
でも、そういう風に挑戦していく、自分のあこがれているものや、好きなものがあるっていうこと、それに向かっている人が、わたしはすごく美しいなって思いますね。夢中で、がむしゃらで、好きなこともいっぱいあって、進むべき道が見つかったりして。だから、美しかったじゃないって(笑)。
- 佐々木
アクセサリーはどうですか。
- 久保
アクセサリーは逆に定番のもの。若い頃は、ほんとにアクセサリーというようなものをジャラジャラつけるのが流行ったりしましたよね。だからその頃にたんまりと買い込んだものを、今でもずっと長く使ってる。だんだん、アクセサリーもシンプルになってきちゃってるし。
- 佐々木
だんだんシンプルになって中身で勝負ですね。
- 久保
いやあ、中身がないので、いろいろ付けたいほうなんですけど(笑)。
13/17
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