ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第142回 吉岡徹治さん

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(株)プライム・ヒル代表、ジュニアゴルフマジック監督、代々木高等学校ゴルフ部監督
吉岡徹治さん
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ゴルフクラブを組み立ててみたり、分解してみたり
- 佐々木
それで、大学を出て、学校の先生になられた。
- 吉岡
公務員ですね、普通に。公立の中学校に勤めたんです。理科とか、物理学とか。
- 佐々木
で、どこでゴルフが始まったんですか?
- 吉岡
教師時代に覚えたことなんです。技術家庭の先生で、すごくゴルフが好きな友達がいて、そいつの技術家庭科室に、放課後とか空き時間とか入り浸って、ゴルフクラブを組み立ててみたり、分解してみたりとか。そいつがすごく詳しかったんで、技術家庭の道具で。
- 佐々木
なぜクラブを分解するところに?
- 吉岡
凝り性なので、道具をいじってみたり……。まずスイング理論から始めて、ゴルフの歴史を勉強し、道具を組み立てるところから。
- 佐々木
よくわからないです。お友達がゴルフが好きだって、そんなに突然、自分がゴルフが好きにならないじゃないですか。
- 吉岡
何か面白かったんですよね。音楽をやめて、次に何か面白いことがあるかなあ、と思っていたところでしたから。
- 佐々木
引きつけられるものがあったんですね。
- 吉岡
そうですね。で、その彼が、すごく知識が深かったんで、そいつとしゃべっているうちに、すごく好きになって、入り浸っては、そこでいろいろやっていたんですよ。クラブをいじくってみたり、勉強をしてみたり、楽しかったですね。インターネットもなかったんで、自分達で資料を探してみたり、もちろんゴルフに行ってみたりとかですね。
そうこうしているうちに、子ども達にゴルフをどこかで教えてあげたいなと思って、公立学校でゴルフ部を作ったんです。
- 佐々木
でも、自分が24歳で始めて、子ども達に教えてあげようっていうようになるまでには、随分長い期間がかかりそうです。
- 吉岡
10年ぐらい。
- 佐々木
それは、土日にゴルフをやりに行ったりしていたってことですか?
- 吉岡
やりに行ったりしていましたね。
- 佐々木
じゃあ、やっぱりセンスがあった。
- 吉岡
いや、全然ですね。今思えば、ひどいもんです。もっとちゃんと教わっていれば、もっとちゃんと……。
- 佐々木
ゴルフをできたかもしれない?
- 吉岡
上手くなったかもしれない。僕も石川遼になれたかも分かりませんけど。あはは、なれませんね。
- 佐々木
だけど、教えるということと、好きだということと、全部が融合したんですね。24歳のときには、まさかゴルフの先生になるとは思わなかったでしょう?
- 吉岡
全然、全く思わないですね。
23/27
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