ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第142回 吉岡徹治さん

142 |
(株)プライム・ヒル代表、ジュニアゴルフマジック監督、代々木高等学校ゴルフ部監督
吉岡徹治さん
|
|
|
この子をいつか皆さんに紹介したいと思うようになった
- 吉岡
まあ、出会ったというか。
- 佐々木
出会ったとき、石川遼君は何歳でしたか?
- 吉岡
12歳ぐらいですね、中学1年生だから。
- 佐々木
ゴルフをしている子ども達がたくさんいただろう中で、彼は、全然何か違う、光るものがあった、ということですか?
- 吉岡
目がキラキラしていると言いますか、クリクリと輝いていて、夢や希望に満ち溢れている。かわいい目をしている、と。
- 佐々木
そうか。もちろん大人もそうですが、集団でいたときに、ちょっと光る人っていますね。
- 吉岡
もちろん10〜20人、上手な子がいますよね。ただ、12〜3歳の少年を見て、その子が5年後に賞金王になるとか、何十年も誰も成し遂げていなかったことを成し遂げるというのを予想するのは、僕は不可能だと思いますね。そのときに「いや、俺は分かっていた」と言ったら……。それは絶対に無理なんですね。
- 佐々木
でも、何かが違う、と。
- 吉岡
何か爽やかでいいな、目がクリクリとしてかわいいな、何か違う、何か惹かかれるものがあるな、ぐらいしか分からないんですけど……。予想するのは難しいと思いますね。
- 佐々木
でも、その何か違いっていうのが、この12歳の子どもから出てくる、簡単な言葉で言うと、オーラみたいな、惹きつける魅力みたいなものがあったから、育て甲斐があるっていうか、大物になるかもしれない、伸びるかもしれないっていうふうに思われたってことですよね?
- 吉岡
僕はカメラが好きなんですが。今日はカメラマンさんに撮っていただいてうれしいんですけれど、撮っていただくほうは少ないんですけどね。子ども達の成長の過程を記録に残しておかなければならないと思って、試合中、たくさん子ども達の写真を撮っていたんですね。
で、ファインダーを覗いて、いろんな子達を撮っているんですけど、僕はプロカメラマンじゃないですけど、石川君に関しては、ファインダーから覗いたときに、格好いい。様になる。
- 佐々木
フォトジェニックなんですね。
- 吉岡
だから、覗きながら、自分が少しずつファンになっていって、この子をいつか皆さんに紹介したいと思うようになったんですね。
5/27
|
 |

|
|