ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第140回 小林 栄三さん

140 |
小林 栄三さん
|
|
|
海外に興味をもったのは、小学生の時におじから貰った外国のコイン
- 小林
そのときに、1人だけ身内で、おじだったんですけど、僕が小学校のときですから、1960年ぐらいかなあ、毎月2回か3回海外に行ってた人がいたんですよね。大阪に勤めておられたんだけど、帰ってくるとね、僕はおじから、例えば香港ドルとか、コインをもらうわけです。小学生の4年、5年の時にね、田舎で。
- 佐々木
嬉しかったでしょうねえ。
- 小林
嬉しいですよ。で、友達にも「こんなもの持ってるぞ」ちゅうて、見せるわけです。「何それ、何やねん」「これ香港のお金やねん」とか言うてね。だからやっぱりものすごい興味ありましたね、海外に。
- 佐々木
海外にね。
- 小林
うん、小学生のときに。
- 佐々木
私もそうでした。母の妹がアメリカ人と結婚したんですよ。
- 小林
やっぱり、そういうことがあるんですか。
- 佐々木
それで、そのご主人がパンアメリカン航空の人で、その後日本駐在で、私が小学校低学年ぐらいのときに日本に来たんです。その時、いとこが3人、アメリカ人ですよね。言葉の通じない、いとこ。その後双子が生まれて。そしたら日本で生まれたのに外人の顔してるんで、すごく驚いてね。周りの人にどうして日本で生まれたのに外国の顔してるんだって聞いて回ったのを思い出します。でもそのころから、やはり海外に興味を持ったんだと思います。
- 小林
僕なんか逆にね、高校出るぐらいまで、田舎ですから、外国人に会ったことがほとんどないし、話したことなんか皆無なんですよ。で、そこにね、たまたまおじがいろいろ帰ってきてはね、写真を見せたりね、こんな話をしたんだとかね。英語で言ったらこう言うんだとかね。へーっと思ってね。だから、やっぱり田んぼのど真ん中でしたけど、田んぼをやるというイメージは自分の中にまったくなかったですね、当時からね。
- 佐々木
いつか僕も海外に……。
- 小林
必ずそれは行くんだろうなと思ってましたよね。そのおじから、それはもう毎月2回ぐらい海外に行ってて、いろんなとこから、エアメールっていうんでしょうか、絵はがきが来るんですよ。「おお!かっこいいな」と思って。
15/20
|
 |
|
|