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小林 栄三さん
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人を引き込んで輪を作る
- 佐々木
小林社長は、私初めてお会いしたときから今日までずっとその、非常に温和なお人柄というか……。
- 小林
違うんですよ。それは人を見れてない。
- 佐々木
人を見れてない? いや、これだけ大きなグループ企業の中で社長を務められているわけですから、当然、決断のスピードも速くてらっしゃるでしょうし、厳しいわけですよね。でも温和なお人柄に見えます。
- 小林
それはちょっと難しいけど、でも、やっぱりそれだけ人にお会いするじゃないですか。で、一期一会じゃないけど、1回しかお会いできない人がほとんどなんですよね。そのときに、やっぱり、その方がどんな人か、自分としては把握したいよね。たぶんこの方はこういうような思考で経営されるだろうとか、この方はこういうことが得意なんだろうとか。例えば、佐々木社長を見てね、この方が技術者として大成するなんか絶対思わないよね、例えばね。
- 佐々木
あ、はい。そうですね。思わないですね。社長として大成するとも思わないけど。
- 小林
いや、社長としては大成されるから。そこにはね、やっぱり厳しさと愛と、ある意味でのファジーな部分があるんだろうと思う。むちゃくちゃロジカルな展開をされるという感じはしない。
- 佐々木
感じはしないですか。
- 小林
もしそうだったら申し訳ない。なんかあるじゃないですか、感じが。
- 佐々木
雰囲気がね。どう読まれたのか今興味がありました。
- 小林
要は、人をこう引き込んで輪をつくる。輪をつくるということは、すべての人がお互いにこう理解をしようと思ったら、ある程度ファジーじゃなかったらできませんよね。
- 佐々木
そうですね。
- 小林
やっぱり1+1は2しかないと言ったら、2の人は来るけど、2と思わない人は来ない。でも佐々木さんは、なんとなくこう、わーっとこう、みんなをこう集めるっていう感じがあるじゃないですか。だから、そういう意味ではやっぱりファジーさがある。
- 佐々木
それはプラスの側面としておっしゃっていただいてるんですか。
- 小林
僕はマイナスの側面は言いませんから。
- 佐々木
あ、ありがとうございます。
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