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ビジネス コンサルタント、レキシコン アソシエーツ 代表、カクタス・ジャパン顧問
ニヤンタ・デシュパンデさん
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女性が社会に進出することによって、ものすごくいいバランスが取れる
- 佐々木
ちょうどこの前、インド下院で、カースト制度枠外におかれる最下層民出身のメイラ・クマル議員がインド史上初の女性議長に選ばれた、というニュースがありましたね。
- ニヤンタ
それは今では普通なんです。農村部なんかに行くと、女性の村長さんが、ものすごい数で増えているんです。それが私は一番嬉しいことだと思うんです。女性が社会に進出することによって、ものすごくいいバランスが取れると思うんです。
- 佐々木
ダイバーシティ視点も加わりますしね。
- ニヤンタ
女性独特のいろんな才能とかもありますから、私の母は非常にそういう象徴で、キャリアウーマンじゃないですけれども、すごく才能のあった人だったし、そういう教育がなかったら、たぶん出てこなかっただろうと思うんです。
というのは、私のおばあさんは13人兄弟で育って、そのうち6人が女性だったので、小学校2年生のときに学校から降ろされたんですよ、お金がないから。「女性には別に、資格を取らせる必要はない」と言われて、字が読めるようになったときに、残念ながら、貧しくて降ろされたことがあって。
でもハングリー精神がものすごくあったことと、字が読めたその力を使って、ひたすら、いろんな文章を読んだらしいんですよ。古典から、文学から、哲学から、いろいろなものを読んで。だから教育に対して、とてもうるさかったと思うんです。自分の息子には、いい教育をしてあげて、と。
- 佐々木
そうですよね。やっぱり、そういう伝統が引き継がれて、今のニヤンタさんがある、ということなんですね。
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