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馬越恵美子さん
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私、見切り発車型なんです
佐々木
コツコツ型ですか? 馬越さんは、両方をお持ちなのが魅力ですよね。もちろん先生でいらっしゃいますから、コツコツと、いろいろ研究をされたり、発表をされたりしている部分と、あとでお話を伺おうと思っている英語落語じゃないですけど、ポーンと弾けているようなところと、両方持っていらっしゃるのが、すごく魅力的なんですよね。
馬越
ありがとうございます。たぶん私、見切り発車型なんです。だから、コツコツはやるんですけれども、たぶん最後までやらなくて、ある程度まで行ったら、もう見切り発車しちゃうっていうことで。失敗もしますし、少し、早く何かの成果をだすこともできるんです。
あと最近……。もちろん佐々木さんは社長だから、やっていらっしゃいますよね。私なんか、今になってやり始めているのは、人に協力していただくことですよね。自分では本当に少ししかできないので、助けていただいて、コラボレーションでやるっていうことだと思います。ネットワークですね。
佐々木
そういう、ご自身が見切り発車をするっていうような考え方というのは、自分が今までやってきたという枠組み、箱から出る、out of boxだったり、グンと自分の思考や行動をストレッチするという考え方だと思うんですが、それはやはり高校での留学がすごく大きかったんですか? それまでの雙葉に通われていた頃の、お嬢様の小中学生の時代と、高校とは、随分違ったということですか。
馬越
アメリカの高校で、それが強化されたと思うんですけれども、ポジティブに親がかわいがって育ててくれたので、自分に対して、ある程度自信があったと思うんです。
それは変な意味での自信もあったのかもしれないけれども、いい意味での自信ですね。「これは、できないかな?」とは思わないで、やりたいものがあると、「やってみたい」と思えたこと。
たとえば、この間、ある歯医者さんの女性の方に、体を動かさなきゃいけないと言われたんですね。で、「何をやったらいい?」って聞いたら、「バレエがいい」って言うんです。で、「ああ、そうなんだ」と思って、やろうと思っているんです。まだ1回も始めていないんですけど。
佐々木
私はとても……。
馬越
すごくいいんですって。「やれない」と思わず、何でもチャレンジするので、息子にいつも「いい性格してるよね。何で、そんなにポジティブに考えられるの?」って言われます。まあ、いい性格でよかったんじゃないかって。
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