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馬越恵美子さん
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甘えられないということは、いいですよね
- 佐々木
でも、苦しいですね。家族っていうか、家に戻ってきても、学校に行っても独りぼっちだと。
- 馬越
だけど、苦しいとも認識できないぐらい、おとなしかったんです。それでも何となく、もやもやしていたのですが、善意がある人がいて、すぐに他のホストファミリーと変えて下さったんです。
- 佐々木
じゃあ、誰かに訴えるなど、一応、「替わりたい」っという意思は言ったんですね。
- 馬越
訴えるも何も、AFSのアドバイザーがいて、やっぱりアメリカ人からみても「うまくいってませんね。替えましょうね」と。何だか知らないうちに、違う家に、「ここに行きましょう」って連れて行かれる感じで行きました。後で考えると、自分の態度は非常に不甲斐なかったけれども。
- 佐々木
でも、いい人もいることを学んだ。
- 馬越
いい人もいるっていうことですね。二つ目のホストファミリーはとてもよくて。最初のところも、お父さんお母さんはよかったんだけど、妹も私もお互いに未熟で。私もよくなかったと思うし。そして、二つ目のところは、ちょっと厳しかったけど、妹はすごくいい人で、とても仲良くなりました。
- 佐々木
苦しい体験だったかもしれないけど、留学の体験というのは、自分の育った家庭環境と違うところで暮らす、というのも一つの大きなポイントですから、いい勉強だったのかもしれませんね。
- 馬越
甘えられないということは、いいですよね。
5/20
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