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アルトマン京子さん
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鳥越さんなどの紹介もあって
- アルトマン
鳥越さんは、私の最初のテレビのレポートのときにお会いした方なんですね。日本の女性についての特集をレポートしているときで、89年、宇野総理の芸者スキャンダルがあって、その後、社会党の土井たか子さんが、初めて自民党を参議院で破って、女性パワーを訴えているときでした。鳥越さんは、当時、『サンデー毎日』の編集長で、芸者、中西ミツ子さんのスクープをとった人でした。私はレポートの一部として中西さんにインタビューをしたかったので鳥越さんにコンタクトしたんです。
でも実はあのとき、私は大学を卒業して 1カ月で、 Foxテレビの 「スペシャルレポーター」で、まだ正式なレポーターではなかったんです。そもそも大学の雑誌、 The Yale Magazineに、日本の女性のことを書いたら、それを見たテレビ局のプロデューサーが、「この記事、面白い。この記事をテレビのリポートにしたい」ってコンタクトしてきたんですね。それでFoxテレビに、「本格的にレポーターとして来ないか?」って言われたんです。ちょうど卒業した直後の夏休みだったから、「じゃ、 OK」と。
それなのに、その番組が1年もしないうちに中止。結局、鳥越さんなどの紹介もあって日本で、ニュースステーションのレポーターになったんです。
- 佐々木
そうか。それで突然ニュースステーションに。
- アルトマン
そう、突然でした。もともとテレビで働くっていう発想もなかったんです。本当は秋からは、パリの国際弁護士事務所で仕事をする予定だったんです。それに大学時代にインターンで東京に来ていて、日経とか、当時の山一證券とかで働いて、そのときに、日本の職場は、女性にあまりチャンスを与えないなあ、と感じたから、日本で働くっていう発想自体なかったんです。
でも、 一方でFOXで女性のリポートをしたときには、日本はすごく変化してるって感じたんですよね。「希望がある」と。それがあったから「じゃあ、日本のメディアで働いてみよう」って思ったんです。そして、ニューヨークから、東京に引っ越してきました。
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