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田澤 由利さん
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「テレワークマネジメント」って、あってもいいんじゃないかって
- 佐々木
伺っていると、ルールと教育が、この10年の間に蓄積された財産ですね。
- 田澤
そうですね。私個人の考え方で言うと、経営学っていう学問がありますよね。その中の一つに「テレワークマネジメント」ってあってもいいんじゃないかって。
- 佐々木
絶対にそう思います。
- 田澤
ありがとうございます。でも、なかなか世の中的には、「インターネットがあれば、できるだろう」と。でも、やってみたら、できなかった。終わり。ってなりがちなので、そこを変えていかないと。
今、テレワークって大きな波が来ていて、国も企業も採用していますけれども、マネジメント面、教育面をきっちりしていかないと、どこかで破綻が来るんじゃないか、という心配をしています。
- 佐々木
多くの企業が、基本的なことがオンライン化できていないのに、スタッフを、いきなり自宅でテレワークをさせようとするから、無理があるわけですよね。
- 田澤
そうなんです。
- 佐々木
私の会社は、ユニカルインターナショナルやイー・ウーマンは、全部じゃないけれども、ほとんどの部分がオンライン化、デジタル化され、共有されているので、ここにいても、どこにいても、あまり支障なく休みを取れたり働く形態を選べるんですね。たぶん、オフィスの日常生活が、どれだけIT化されているかということと比例するんじゃないですか?
- 田澤
本当にそうなんです。もう、言っていただいたので、私は補足することはないぐらいなんですけど、今、普通の会社で、突然「テレワーク」って言って、家でさせてみた、と。本人は喜んでいますが、業務効率は必ずダウンするんですね。そして、ダウンしたら、いずれ「やめなさい」っていうことになってしまう。
そうじゃなくて、まず会社の中からIT化を適切にしていけば、別に、家でなくても、出先でも、どこでも仕事ができる環境ができるので、その時初めて、テレワークをしても生産効率が落ちない、落ちないどころか生産性が上がる会社になれるんだと思っています。
- 佐々木
同感です。テレワークを導入するなら、まず社内全部IT化しなきゃダメだってことですよね。
- 田澤
そうなんですよ。もう、嬉しい! さすがです。なぜ多くの方がわかってくださらないか悩んでいるので……。そういうみなさんにこの対談を読んでいただいて、ぜひ。
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