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高橋典子さん
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今のバトンは、踊りができないと
- 佐々木
そもそもトレーニングについてですが、6歳のときにバトンを持って以来、バトンを離したことがなくて毎日練習していると聞いたんですが。
- 高橋
そんなことないんですよ(笑)。それに近いことはありますけれど。(母)に高校受験の前日に練習を休んだほうがいいんじゃない、と言われたことがあります。指を骨折したら答案用紙に書けないから、受験できないから、と。
- 佐々木
そうなんですか、私は子どもたちに毎日練習することがやっぱり大切だといってたんですが。どういった練習をするんですか?
- 高橋
バトンはいろいろな要素が入っていまして、もちろんバトンを回すということもあるんですけれど、今のバトンは、踊りができないとついていけないので。だから、簡単に言えば、体を起こして、ストレッチさせて、柔軟性を高めて、筋力をつけて、それでバトンの技術の練習をして、今度はバトンと踊りを組み合わせたというふうな練習をしています。
- 佐々木
それは、自宅での練習じゃないですよね。ストレッチは自宅でできるかもしれませんけど。
- 高橋
大体、私は出かけます。その方が、自分のやる気にもなりますし。なので、出かけて行って、トレーニングルームでします。
- 佐々木
それは朝から?
- 高橋
いや、朝からはできないですね。夜の仕事なので(笑)。今は、ショーが7時と9時半です。1日2回のショーが終わり、そこから着替えて帰宅なので、大体、朝起きるのは10時前後なんですよ。それで、起きて、ご飯食べて、なんだかかんだかして、3時前後ですね、行くのは。それで4時くらいから、もうメイクをしたりしてます。自分でするんで。
- 佐々木
そう、自分でメイクするんですってね。やっぱりあれだけのメイクをすると、自分が変わったっていうか、「さあ、ダイアナだぞ」って感じになるんでしょう。
- 高橋
はい、でも意外と直前までは普通の人でいるんです(笑)。
- 佐々木
そうしたら毎日は3時から4時ぐらいまでが、基本トレーニングなんですか?
- 高橋
その後、メイクをして、かつらの準備をして、そこから私はまたまたトレーニングルームに行って動くんですよ。支度の前にちょっと動いておいて、今日の体の調子を見ておくのです。
- 佐々木
そんな人は珍しいでしょう?
- 高橋
珍しいですね。なるべく隠れてやるようにはしているんですけど。
- 佐々木
あのメイクでは、なかなか隠れにくいですよね(笑)。でも、それが真面目さとして伝わるんでしょうね。「また、あいつがやってるぞ」って。でも、夕方の練習は、その日のステージのための練習ですよね?
- 高橋
そうです。
- 佐々木
じゃあ、新しいことに挑戦したりするトレーニングは?
- 高橋
ショーが終わった後や代役の日など。もしくは日、月はショーがお休みなので、そこで。
- 佐々木
たしか、ブログにも、代役の方の日があると書いてありましたね。
- 高橋
たまにあるんですよ。多くて2週間に1回。私に何かが起きたときに、何もしていないとできないので、たまに出ておいて、練習しておく、って言うとお客さんに失礼なんですけれど。準備しておかないと、というので出るんです。
11/26
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