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渡邉 美樹さん
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50歳までに決めようと思っているんです
- 渡邉
これは面白いの。僕は、50歳までに決めようと思っているんです。「50歳で天命を知る」って、孔子も言ってるから、「天命って一体何だろうか?」って思ってる。結構、これ、ワクワクしてる。
今とにかく僕がやらなきゃいけない事は、このワタミという会社においても、9割以上、僕が、今、決定をしているという中で、僕がいなくても、ちゃんと動いていく組織にしようって、思っているわけ。
たとえば、昨日も僕は1日学校にいたんだけど、この学校を、僕がいなくても、ちゃんと子ども達の幸せのために向かっていける学校にしようって事で、今、一生懸命、仕組みと精神をぶちこんでいるのね。病院も同じなんだけど。この2年間で、どこまでそれが出来るんだろうかと、それにチャレンジしているわけ。そのときに、本当に9割僕が離れていい状態に、会社も学校も病院も全部なって、それぞれの夢が広がっていったときに、僕は9割時間が空くわけですよね。
- 佐々木
そうですよね。
- 渡邉
そこで次のチャレンジをしたい。実際に、そういう状態になれれば、チャレンジしてもいいよっていう、神様のシグナルだと思うんですね。僕は、宗教は今持っていないんですけど、クリスチャンでもないし、だけど、とにかく世の中に大いなる意思があって、それの道具として自分が使われたいっていう、ものすごく強い欲があるんですよ。
だから、それを使ってもらいたいと思っているんだけど、でも、そういう状態にならない限りは、約7万人の株主が許してくれるわけがないし、1,600人の子ども達だって、親は僕に預けてくれているわけだから、僕を放してくれるわけがないし。僕が離れられる環境を、この2年で作れるかなって事で、今チャレンジしている。とても面白いですよ。
- 佐々木
そうですよね。仕組みにしていくっていう事の中で、どれだけパワフルな愛情が埋め込めるかっていうのが。
- 渡邉
大事だね。精神をぶち込んでいきながら。
- 佐々木
そうですよね。人が伝えていくものですものね。
- 渡邉
そのDNAをどうやってぶち込んでいくか、という所が一番大事なんだけどね。だから今、ちょっとチャレンジしてる。できそうな気がしてるんだけどね。
- 佐々木
当然、できるでしょう(笑)。
- 渡邉
いや、難しいよ。
- 佐々木
でも、それが楽しいですよね。
- 渡邉
楽しい。「できるのかな?」って。50歳じゃなかったら、51歳までかかるかもしれないけど、でも、その状態を作るって事は、イコール、僕は永遠に生きるわけでもないんだから、当然のごとく。だから、そうすれば、このスピリットを持った、DNAを持ったこの会社が、ここから広がっていくっていう、そのスタートを切る事ができるんだよね。
- 佐々木
すごい。第2ステージも第3ステージも、大きく、いきなり広がっていきますものね。
- 渡邉
それを今、一生懸命考えてる。
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