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渡邉 美樹さん
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12年間ぐらいは葛藤して
- 佐々木
初めはお金という目標で分かりやすく設定して、突進して。その後、良心や哲学と、経営上で求めるべきお金とで葛藤もあったでしょう。お金以上に重要なバリュー、価値観、あるいはお金を求める事の意味づけみたいなものが、自分の中で落ち着いてきたのはいつぐらいからですか。
- 渡邉
12年かかったね。あれができたのが、僕が40歳のときだから。
38歳の二部上場のとき、店頭公開って、僕にとっては大きなきっかけだったわけ。僕が37歳のときに店頭公開したんだけど、そのときに初めて葛藤から半分逃れられたのね。それは何かっていうと、「借金の塊」感がなくなったわけ。要するに、明日にも借金で困る、とにかく借金地獄から逃げたいという一心で、店頭公開まで持っていったのは事実だからね。店頭公開して、自分自身の個人の借金も、そのときやっぱり6〜7億してたのかな。だから、給料を取れば取るだけ、全部金利でなくなっちゃう。それは、上場準備のために株式を自分で買ったとか、あるんだけどね。
それで、37歳のときに、初めて借金取りから逃れられた。そして38歳のときに、社員の人間性と自分自身の人間性を高めるために、事業を広げていこうという所にようやくたどり着いて、そのための方法として、40歳のときに「ありがとうを集めよう」って。
だから今から8年前に、ようやくそこまでたどり着いた。26歳から12年間ぐらいは葛藤しているし、そう言いなが、まだ今でも葛藤してるけどね。
- 佐々木
40歳になった頃って、振り返ると、私も、やっと今までやってきた事が何となく分かったり、少し整理がついたり。私なんか全く及びもつきませんけど。
これからどういうふうになってくって思いますか? このまま、どんどん進化して成長していくのか。後継者を育てるっていうお話もされていたように思いますけど、この後どんな成長を、進化をされるんですか?
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