ホーム > 佐々木かをり対談 win-win > 第112回 渡邉 美樹さん

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渡邉 美樹さん
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クリスチャンに出会うんだよね
- 渡邉
ほとんどない。だから、もしかしたら、僕はそのとき、まだ精神病が続いてたのかもしれないね。その後、僕は小学校6年の終わりにクリスチャンに出会うんだよね。僕の昔からの知り合いの、ずっと上のお兄さんなんだけど、そのお兄さんが、その後いなくなっちゃったのね。「あのお兄さん、どこに行ったんだろう?」って思っていて、たまたま4年ぐらいたって帰ってきたときに、会いにきてくれて。
「どこ行ってたと思う?」って言うので、「どこに行ってたの?」って言ったら、「実は、僕はクリスチャンで、宣教に歩いていたんだ」っていう話をしてくれて、「そうなんだ」って、そのときは全然そんな気も何もないから。
でも、そのときに、彼が、「お母さん、亡くなったんだってね。聞いたよ。お母さんに会いたくない?」って言ったわけ。で、「そりゃ、会いたいに決まってるじゃないか」と。毎日、会いたくて泣きながら寝ているわけだから、「そりゃ会いたいよ」って言ったら、「じゃあ、会わせてあげるよ」って言うんですよ。だから本当に、今思うと、とんでもない宗教絡みだけど(笑)。
- 佐々木
変な宗教じゃなくてよかったですね(笑)。
- 渡邉
そう、変な宗教じゃなかったからよかったけど、変な宗教だろうが、何だろうが、入ってたね。それが人を殺すような宗教じゃなかったから、よかったね。
で、「この世の中に、こうやって終わりが来てね、神様が羊と山羊に分けるんだよ。で、神様の味方について羊になれば、生き残る事ができるんだよ。だから君は、生き残らなきゃいけないんだ。君が生き残れば、今まで亡くなった人達は、一回全部蘇って、羊と山羊にもう一回分け直す。だから、そのときの作業を神がするときに君がいなかったら、お母さんがかわいそうじゃないか」って言うんだよ。
うまい事を言うなあと思って。僕はそれで、「よし、クリスチャンになる」って決めて。母親に会いたい一心で。で、中学2年で宣教師になって、すごく若く。小僧だよ。空いている時間で宣教に歩いた。
- 佐々木
(笑)何でもかんでも、のめっちゃうんですね(笑)。言いなりになっちゃうんですね。
- 渡邉
そう。いいやつだな、俺は(笑)。
- 佐々木
(笑)分かります。
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